ステーキと焼肉の違いは?お肉の分厚さ以外にも様々な違いがあります!

この記事を読むのに必要な時間は約6分です。

ステーキを食べていて、「焼肉とどう違うの?」と疑問を持たれましたか?

同じ牛肉を焼いて食べる料理ですが、ステーキと焼肉には様々な違いがあります。

見た目では肉の分厚さが違います。

実は、焼き方や、食べ方、タレとソース、歴史など様々な違いがありました。

今回はステーキと焼肉の違いをまとめました。

ステーキと焼肉の違い

ステーキのイラスト

牛肉を焼いて食べるステーキと焼肉。

どちらも牛肉を美味しく堪能できる料理です。

ステーキと焼肉には、

  • 肉の違い
  • 発祥の違い
  • 焼き方の違い
  • 調理する人の違い
  • 食べ方の違い
  • ソースとタレの違い

など様々な違いがありました。

ステーキと焼肉の肉の違い

一般的にステーキはサーロイン、ヒレ、ロースなど牛肉の中で”おいしい”とされる部位を使います。

焼肉は牛肉のありとあらゆる部位を使います。

内臓などもホルモンとして提供されています。

また、ステーキは基本的にはビーフステーキが語源です。

昔はビフテキとも呼ばれていました。

そのため、牛肉を使うのが一般的です。

ちなみにビフテキはビーフステーキの略ではなく、フランス語のビフテックの略です。

素材の違うステーキ
ステーキは素材によってポークステーキや、チキンステーキ、ラムステーキなどと呼ばれています。
日本ではステーキと言うと、牛肉を使ったビーフステーキを意味します。

肉の厚みの違い

焼き肉のイラスト

ステーキと焼肉を明確に分ける厚みの違いはありません。

一般的にはステーキには分厚い肉、焼肉には薄い肉が使用されています。

薄くて小さなお肉でもステーキとして販売されていることもあります。

焼肉も分厚く大きなお肉を提供している焼肉屋さんもあります。

ステーキと焼肉の発祥の違い

ステーキの発祥も、焼肉の発祥も明確には分かっていません

ステーキの発祥と歴史

ステーキは肉食文化が古くからあるヨーロッパで生まれたとされています。

そのため、フランス料理、イタリア料理でもステーキが提供されています。

歴史が進むに連れ、ヨーロッパから大くの移民がアメリカに渡り、ステーキもアメリカへと渡ります。

広大な土地で、牧畜がさかんなアメリカ料理に思われがちですが、それは違います。

また、元々の語源は古代ノルウェーで使われていたノルド語のsteikとされています。

英語でsteakと書かれ、日本ではステーキと呼ばれるようになりました。

焼肉の発祥と歴史

焼肉の発祥は韓国とされていますが、日本で一般的に食べられている焼肉は日本独自の食べ方です。

韓国では、16世紀頃の宮廷料理として出されていたのが始まりとされています。

その後、朝鮮半島から日本に渡ってきた朝鮮人が提供し始めたのが日本の焼肉の始まりとされています。

戦後間もなくしてから今の焼肉屋さんの形式へ独自に変化していきました。

当初は肉の種類も今ほど多くなく、限られた部位のお肉しか提供されていませんでした。

今では韓国風の焼肉と日本の”焼肉”は全く別物です。

ステーキと焼肉の調理する人の違い

ステーキは基本的にシェフが調理して提供されます。

自分で焼くことはありません。

焼肉は生肉が提供され、焼きながら食べます。

また、韓国では目の前で店員さんが焼いてくれる形式が多いです。

ステーキと焼肉の焼き方の違い

一般的なステーキと焼肉の焼き方の違いは鉄板で焼くか、金網で焼くかです。

ステーキは鉄板やフライパンで調理されることが多く、焼き加減を細かく指定することができます。

一般的に提供されるのはミディアムレアですが、レア、ウェルダンなど全部で10種類以上の細かい焼き加減があります。

焼肉は直火で金網や鉄板で自分で焼いて食べます。

そのため、焼き加減は自分の好みに合わせることができます。

ステーキとソテーと焼肉の違い
ステーキは肉を焼いた料理を指す名詞です。
ソテーはフライパンに少量の油で焼く調理法の1つです。
焼肉は肉を焼いた料理全ての総称を表す名詞です。
そのため、ステーキは牛肉のソテーであり、焼肉とも言えます。

ステーキと焼肉の食べ方の違い

ステーキのイラスト

ステーキはナイフとフォークを使って食べます。

焼肉はトングなどを使って焼き、お箸で食べるのが一般的です。

また、ステーキはソース、焼肉はつけダレを使います。

ステーキはソースをお肉にかけ、焼肉はタレやレモン汁などを付けてから食べます。

焼肉にはもみダレで下味を付けてから焼くお肉もあります。

ステーキソースと焼肉のタレの違い

焼肉のタレのイラスト

ステーキソースと焼肉のタレにも違いがあります。

お店でステーキを食べると、独自のソースがかかって出てくることが多いです。

お店で独自に調理されるソースには赤ワインや、バター、ケチャップ、ウスターソースなどが使われます。

和風ステーキは醤油ベースでソースを作っています。

焼肉のタレもお店によって様々ですが、醤油ベースに果物や玉ねぎを使ったものが多いです。

味噌ダレや、ゴマが入ったものもあります。

また、ステーキも焼肉も塩だけで食べることがあります。

まとめ

ステーキと焼肉の違いを探ってみたら、様々な違いを見つけることができました。

肉の厚さ以外にも、肉の部位、発祥の歴史、焼き方、食べ方など様々な点で違いがありました。

最後のステーキソースと焼肉のタレの違いを調べていて、日本でもステーキソースは醤油ベースの物が多いことが分かりました。

ステーキも焼肉と同じように日本人の味覚に合うように提供されていることが多いのが伺えます。

ステーキも焼肉も元々肉食文化のなかった日本に輸入され、私たちの口に合うように美味しく提供されていることが良くわかりました。

コメント

  1. 管理人 より:

    イマイ 様

    コメントありがとうございます。
    管理人です。

    ステーキは確かに安い肉だとまずいですね。
    中には高級レストランでもこのレベルと驚くようなクオリティのものもあります。
    おいしい焼肉・ステーキ・焼き鳥・ハンバーグを楽しんでくださいね。

  2. イマイ より:

    ステーキは、レアで提供されることがありますね。
    でも焼き肉は、生焼けは有り得ない。
    ステーキは誤魔化しが効かないので、安い肉だと不味い・・・

    焼肉でも鳥を焼けば、焼き鳥になります。
    牛肉でも、ひき肉を焼けばハンバーグですね。