デニムの生地の種類はどれくらい?デニムの生地は織り方と種類について

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普段着でたくさんの方が着ているデニム。

季節を問わずいろいろなコーディネートが楽しめて、着心地も楽で重宝するファッションアイテムの1つです。

デニムの生地には、どれくらいの種類があるのかご存知ですか?

デニムの生地は種類や織り方に違いがあり、生地によって特徴があります。

そこで今回は、デニムの生地の種類をまとめました。

デニム生地の種類

デニムのイラスト

デニム生地には、

  • 右綾
  • 左綾
  • ブロークンツイル
  • ダンガリー
  • カラーデニム
  • コーティングデニム
  • ストレッチデニム

などの種類があります。

右綾・左綾・ブロークンツイルはデニム生地の織り方の種類で、残りはデニム生地の種類になります。

デニム生地の「右綾」とは?

右綾のデニム生地の写真

右上から左下へ向かって線が流れているデニムの生地を「右綾」と呼びます。

英語では、ライトハンドツイルと言います。

一般的なデニムの生地は右綾が使われることが多いです。

デニム生地の「左綾」とは?

左綾のデニム生地の写真

右綾とは逆の方向に線が流れているデニム生地です。

左上から右下の方向に”綾目”が流れています。

デニム生地の「ブロークンツイル」とは?

ブロークンツイルデニムの裏地の写真

右綾と左綾の綾目を一定の糸数ずつ反対の方向にして、綾目がつながらないようにしたデニム生地のことです。

右綾や左綾は綾目の方向に生地がねじれる特徴があります。

ブロークンツイルは綾目を途中で逆方向にするため、生地にねじれが生じにくくなります。

型くずれしにくい頑丈な生地に仕上がります。

手間がかかる分、値段が高くなります。

デニム生地の「ダンガリー」とは?

縦糸に染色していない白糸を使い、横糸に染め糸を使った生地のことです。

インドのダングリという地名が語源になっています。

ダンガリー生地ではないものでも、薄手のデニム生地のことをダンガリーと呼ぶこともあります。

ズボンではなく、シャツなどの生地に使われることが多いです。

デニム生地の「カラーデニム」とは?

赤いカラーデニムの写真

縦糸にインディゴ以外の染料で染色した色糸、横糸に白糸を使った綾織りの生地のことです。

デニムの定番のインディゴのカラーだけではなく、黒や白など様々な色を楽しむことができます。

デニム生地の「コーティングデニム」とは?

デニム生地をコーティングした生地のことです。

コーティングの材料は、顔料樹脂アクリルなど様々なものが使われます。

デニム生地の「ストレッチデニム」とは?

ストレッチのスキニーデニムの写真

横糸に伸縮性のある糸を用いたデニム生地です。

一般的なデニム生地は綿100%でできています。

ストレッチデニムは、横糸に伸縮性のあるポリウレタンなどの素材でできた糸を使います。

ズボンに使われることが多い生地です。

脚のかたちにフィットするので、脚が細く・長く見えるメリットがあります。

伸縮性が高く、動きやすいのも特徴です。

デニムの「綾目」とは?

デニムの裏地を見ると綾目が分かりやすい写真

デニムにうっすらと入っている線のことを”綾目”と言います。

デニムを良く見ると綾目がじんわりと見えてきます。

裏側を見ると分かりやすいです。

デニム生地は「綾織」という織り方で作られていて、別名「斜紋織」とも呼ばれています。

綾織の生地の”右上から左下”または”左上から右下”に流れている線を、斜紋線(綾目)といいます。

縦糸が横糸の上を2本、横糸の下を1本、交差させる織り方が「三つ綾」縦糸が横糸の上を3本、横糸の下を1本の場合を「四つ綾」といいます。

「四つ綾」の織物を別名「ツイル」と呼び、デニム生地には「ツイル」が使われるのが一般的です。

綾目の方向によって、生地の右上から左下に線が流れているものを「右綾」逆に左上から右下に流れているものを「左綾」といいます。

右綾と左綾の違い

左綾と右綾の写真

一般的なデニム生地は右綾で作られていることが多いです。

右綾の最大の特徴は生地がのびにくいことです。

左綾に比べてしっかりと織られているため、馴染んできても生地自体の凸凹を維持します。

生地の凹凸が強い状態で維持され、表面のみ色落ちすることを「点落ち」と呼びます。

左綾は、右綾よりもゆったり織り込んでいるため馴染みやすいのが特徴です。

生地に凸凹が少なく、裏糸部分が表に出てきやすくなり「線落ち」という色落ちをします。

右綾と左綾の違いは、使い込んでいくと、色落ちの仕方ではっきり分かります。

全てのデニムパンツがそうではないのですがリーバイスは右綾、リーは左綾が多いです。

デニムによってはデザインとして左綾の生地と右綾の生地両方を使っている場合もあります。

デニムの生地の違いをコーディネートに活かそう!

デニムを選ぶ時に色やシルエットを見て購入される場合が多いと思います。

生地自体はあまり気にせずに購入している方が多いのではないでしょうか?

デニムは生地によって様々な特徴があります。

特徴を理解すると様々なシーンやファッションをさらに楽しむことができます。

デニムの色落ちを楽しむ

かなり色落ちしたデニムの写真

デニムを買ってから使い込むと色落ちも楽しみの1つです。

とことん使い込むと真っ白になるまで色落ちすることもあります。

左綾の多いリーのデニムは「縦落ち」が美しく出ると言われています。

デニムを購入する時に右綾か左綾か見て、どのように色落ちするかイメージして選ぶのも楽しみの1つです。

ストレッチデニムで美脚効果を期待

ストレッチデニムであぐらをかいている写真

ストレッチデニムはスキニーパンツなどに使われることが多い生地です。

脚のかたちにフィットして脚を長く、細く見せる効果があります。

デニムのパンツは男性的でボーイッシュなイメージがありますが、スキーニーデニムはとても女性的な印象になります。

デニムをファッションに取り入れにくいと感じている方は、ストレッチデニムの生地から試してみてはどうでしょうか?

ストレッチデニムのパンツを購入する時のポイントは少しきつめのものを選んでください。

履いているうちに伸びてきて、シルエットが崩れてしまうからです。

伸び方は素材やメーカーなどによって違いますが、履いているうちに脚に馴染んできて、シルエットも変化します。

伸びないように洗濯や保管するときに丁寧に取り扱うことも大切です。

アウトドアでデニムが大活躍!

バーベキューやピクニックなどのアウトドアでもデニムは大活躍します。

動きやすさを重視したい時はストレッチデニム。

丈夫な生地のパンツを履きたい場合はブロークンツイルのデニム生地の物がオススメです。

野外フェスなどのアクティブなイベントではカラーデニムや、薄手のダンガリーもいいですね。

使うシーンによっては撥水加工のコーティングデニムなんかも活躍します。

デニムを履くシーンで選ぶのもおもしろいかも知れません。

まとめ

デニム生地には様々な種類があります。

織り方の違う「右綾」「左綾」「ブロークンツイル」生地の質の違う「ダンガリー」「カラーデニム」「コーティングデニム」「ストレッチデニム」などがあります。

一般的には右綾のデニム生地のパンツが多いですが、リーなどは左綾のデニムを主に販売しています。

右綾は伸びにくく頑丈で、左綾は馴染みやすいという特徴があります。

デニムのパンツを買う時に生地の色やシルエット以外にも生地にもこだわって選ぶとさらにデニムを楽しめるかもしれません。

デニム生地を使ったアイテムは、シャツ、ワンピース、靴、バッグ、小物など様々な物があります。

新しいデニムアイテムを手に入れる時は生地の特性も確認してから購入してみてはいかがでしょうか?

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