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革製品の中でも人気が高く、また丈夫で軽いのが特徴なのが山羊革です。
しかし、お手入れ方法を間違えると革を傷めてしまう原因になります。
今回は毎日のケアと山羊革の特徴、また長持ちさせるコツをまとめました。
山羊革の性質を理解して、一生物のバッグに仕立て上げてください!
山羊革のバッグのお手入れ
まず、山羊革のバッグのお手入れには日常的なケアと、定期的なケアが必要です。
お手入れに必要な基本のアイテムは、
- 天然素材の柔らかい布
- 馬毛のブラシ
- 革製品専用のクリームやワックス
です。
山羊革のみならず、他の革製品にも使えるアイテムなので、一通り揃えておくと便利ですよ!
では、1つずつ順番にお手入れの方法をご説明します。
乾拭きする
まずは天然素材の柔らかい布を使って乾拭きします。
使った後は必ず乾拭きする癖をつけることをオススメします。
これだけでも日々の汚れをこまめに落とせ、汚れや傷みを防ぐ効果があります。
ブラッシングする
そして、月に1回程度は馬毛のブラシによるブラッシングを行ってください。
ブラッシングは乾拭きした後にするようにしてください。
乾拭きでは取り切れなかった、細かいチリやホコリをかきだして、汚れを落とし清潔に保ちます。
保湿する
ブラッシングの後は、革製品専用のクリームやワックスを塗って革を保湿します。
革にクリームやワックスを塗る時は、柔らかい布に少し出し、薄く伸ばすようにして塗ってください。
全体に塗れたらもう一度乾拭きをして、余分なクリームやワックスを拭き取ってください。
最後に干す
一通りの作業が終わったら、日影で干して油分を馴染ませます。
定期的に保湿をすることで、革の乾燥によるひび割れなどを防ぐ効果があります。
また、日々のケアを行うことで汚れを蓄積することなく、綺麗な状態を長く保つことができます。
山羊革のバッグを長持ちさせるコツ
山羊革のバッグを長持ちさせるコツは、日々の手入れをこまめに行い、月に一度のきちんと手入れをするととても長持ちします。
更に大切にバッグを使いたい方には防水スプレーの使用をオススメします。
普段の手入れに加えて、週に一回程度、革専用(革靴用でも可)の防水スプレーを振りかけるだけです。
防水スプレーを振りかけるだけで、汚れが付きにくい状態にしてくれるだけでなく、雨など革の天敵からもバッグを守る事ができます。
万が一、濡らしてしまった場合はしっかりと拭き取り、日陰で干して乾かしてください。
ドライヤーなどで急激に乾かすと、革を傷める原因になるのでオススメしません。
しっかり干して乾かした後は、クリームやワックスで保湿することも忘れないでください!
また、保管する時も湿気がなく、直射日光の当たらない場所で保管するように心がけてください。
山羊革の特徴
山羊革の繊維は牛革に比べ密度が高く、傷や摩擦に強いのが特徴です。
また、牛革よりも薄く軽い為バッグで使用する時に楽です。
銀面(革の表面)には独特のシボ(毛穴の模様)が出ています。
型崩れしにくく、山羊革のバッグがたくさんの方から愛される理由の1つで、長く丈夫なバッグを求めている方にオススメの素材です。
また、衣類などにもと適していて、ジャケットなどは型崩れしにくく馴染みやすく、軽くて丈夫とメリットがたくさんあります。
山羊革の種類
山羊革には2種類のレザーがあります。
大人の山羊の革を「ゴートスキン」子供の山羊の革を「キッドスキン」といいます。
キッドスキンはゴートスキンよりもキメが細かく柔らかいのが特徴で、生産量も限られている為、高級革製品として扱われています。
革が柔らかい分、馴染みやすく、高級ブランドの靴やグローブとして多く使用されています。
また、ゴートスキンは加工によって、ガラスの様な光沢をもたせることも可能です。
本の革表紙やランプシェードなどにも使用されています。
まとめ
普段の手入れで、革製品の表情は大きく変化します。
山羊革のバッグのお手入れは、使用後の乾拭きと、月に一度のブラッシングと保湿で長持ちさせることができます。
さらに、革専用の防水スプレーをかけることにより、水や汚れから大切なバッグを守ってくれます。
山羊革のバッグの正しいお手入れ方法をマスターして柔らかくて丈夫な山羊革の魅力を引き出してあげてください。
毎日の使って、毎日手入れすることで、愛着も湧いてきます。
より一層大切に使えるようになりますよ!
楽しいレザーライフをおくってください!