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スニーカーやブーツ、バッグなど様々なファッションや小物に取り入れられているスエード素材。
手入れが難しそうに見える素材ですが、実は簡単な日々のお手入れでいつまでも綺麗に使える素材です。
そんなスエードのお手入れ方法と、汚してしまったときの対処法などをまとめました。
山羊革のスエードのお手入れ
山羊革のスエードやベロアのような起毛皮革は、毛の中に汚れが溜まりやすい素材です。
そのまま放置してしまうとせっかくのスエード素材が”のぺっ”として見栄えが悪くなってしまいます。
山羊革のスエードお手入れ手順
まずは馬毛のブラシで毛並みに逆らうようにブラッシングして、汚れやホコリをかきだしてください。
次に毛並みに沿うようにブラッシングして全体を整えます。
部分的な汚れがある場合は”スエードクリーナー”と呼ばれるスエード素材専用の消しゴムで擦って汚れを落とします。
全体的な汚れがとれたら、スエードやベロア専用の防水スプレーを振りかけ、馬毛のブラシで全体に馴染ませます。
この時にしっかり馴染ませておくと、汚れがつきにくくなり今後の手入れも楽になりますよ!
最後にもう一度毛並みをブラシで整えて完成です。
ムートンでもOK!
ムートンブーツやムートンコートなども同じ方法で手入れできます。
防水スプレーはムートン専用のものを利用することをオススメします。
また、ボトルタイプの防水アイテムなども存在しますが、スプレータイプの方がムラになりにくく使いやすいです。
山羊革のスエードはシャンプー出来る!?
山羊革のスエードの靴が雨の日の砂利道などで酷く汚れてしまった場合は、スエード専用シャンプーを使って水洗いをすることができます。
まずはクリーニングスポンジを使って、均一に濡らします。
この時、濡れ方にムラがあると後でシミになってしまう場合があるので気をつけてください。
全体を濡らせたらスポンジにシャンプーを染み込ませ泡立ててください。
擦らず、泡を全体に乗せていきます。
泡を乗せ終わったら、クリーニングブラシで円を描くように優しく馴染ませてください。
強く擦りすぎないよう注意してください。
全体を泡でクリーニングできたら、泡成分を残さないよう丁寧にブラシで洗い流します。
全体の泡をしっかりと落とせたら、タオルなどで水気を拭き取ります。
水気を拭き取れたら、風通しの良い日陰で十分に乾かしてください。
乾いたあとは、毛並みを整えるように丁寧にブラッシングします。
全体の毛並みが整ったら、スエード素材専用の防水スプレーを全体に振りかけ、馴染ませます。
スエード素材の水洗いは、シミになりやすく難しいため、可能であれば専門のクリーニングにお願いすることをオススメします。
スエード用シャンプー
革用のクリーニングスポンジ
革用のクリーニングブラシ
山羊革のスエードの特徴
山羊革のスエードはとても柔らかくしなやかで丈夫なのが特徴です。
グローブやジャケット、バッグや高級ブランドの靴などにも使われています。
スエードといえば冬をイメージしますが、夏場にも使うことができる素材です
独特の温かみがある肌触りが人気です。
また、表面がツルツルとしたスムースレザーとは違い、お手入れも簡単であることが特徴の1つです。
まとめ
山羊革のスエードはブラッシングと防水スプレーを使って手入れをすると長く綺麗に使うことができます。
ツルツルの革製品と違って、起毛の加工が施されているスエード素材。
実は日々のブラッシングだけでも、綺麗に保つことができる扱いやすい素材です。
ただし、革製品であることに違いはないので、水気や雨の日の使用には十分な注意が必要です。
また、雨の日に使用した時は、普段からの防水スプレーでのケアをすることで汚れやシミから大切なアイテムを守ることができます。
今回はシャンプーの方法もご紹介しましたが、あくまで最終手段です。
普段の手入れで綺麗に保てるように心がけて下さいね。
また、スエード素材は購入してから使用前に、まず防水スプレーを使う事が綺麗に保つポイントです。
しっかり長く愛用するために、スエード素材との付き合い方をこの機会に見直してみてください。