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買い物や、通学などに使われる一般的な自転車「ママチャリ」。
ママチャリに乗っている方を見るとサドルの高さをちゃんと合わせて乗っていない方を良く見かけます。
サドルの高さを適正にすると自転車の安定感も増し、漕ぐのも楽になるのをご存知ですか?
そこで今回は、ママチャリのサドルの高さについてまとめました。
このページの目次
ママチャリのサドルの高さはは安全優先で!
自転車を漕ぎやすいサドルの高さは「足の親指の付け根のふくらみをペダルに乗せたときに、ひざがほんの少し曲がる高さ」です。
ママチャリはもう少し(1~3cmぐらい)サドルを下げて乗るのが安全で、快適にペダルを漕ぐことができます。
乗る人が安全に素早く地面に足をつけて、いつでもどこでも立ち止まれる「サドルの高さ」がオススメです。
通勤や通学、日常の買物など、歩道も走行する場合の自転車は安全優先でサドルの高さ調整をするようにしてください。
子供を乗せるママチャリはもう少し低く
ママさんが乗る自転車には子供を乗せるシートを取り付けている方もいらっしゃいます。
運転者が同乗している子供の想定外の体重移動にも対応できるようにしてください。
そのため、子供用のシートを付ける場合はもう少し(標準から3cm~6cmぐらい)サドルを下げることをオススメします。
素早く地面に足をつけて、いつでもどこでも立ち止まれ安全対応できるようにすることで、子供の安全も守るようにしてください。
サドルに腰掛けて「両足の親指の付け根のふくらみが完全に地面について踏ん張れるぐらいの高さ」がベストです。
効率的にペダルを漕げるサドルの高さ
気軽に乗れる自転車のママチャリは、乗りやすくて、座っていても痛くない程度の高さに合わせてあることが多いです。
ママチャリで少し遠出をしてサイクリングを楽しむこともできます。
そんな時は、自転車で走りやすいサドルの高さからもう少し高く(1cm~2cm)サドルを上げるようにしてください。
ペダルを効率的に漕ぐことができるのでオススメです。
乗ってみると、少し高いと感じる方もいます。
止まった時に地面に足を着けるとつま先で立てるぐらいの高さが最も効率よく自転車を漕ぐことができます。
止まる時はサドルに座らずに、お尻を前にずらしてサドルから降りて止まれば安定します。
少し高いサドルで効率的にペダルを漕げば、お尻や腰から下の脚全体でぺダルを漕ぐため、ダイエット効果も期待できます。
サドルを少し高くすると長距離が楽に
効率的にペダルが漕げる高さにサドルを調整すると、腰が水平な状態になり、膝がいつもよりペダルを漕ぐ時に伸びます。
足の親指の付け根のふくらみからペダルに平行に力を伝えると、楽に漕ぐことができます。
ママチャリでの長距離移動も以前より楽になりますよ!
長距離移動が楽しくなれば、自転車を楽しむことができ「クロスバイク」や「ロードバイク」に乗りたくなるかも知れません。
ママチャリはどんな自転車 ?
「ママチャリ」は正式には「婦人用ミニサイクル」という名前で、女性が乗る小型の自転車を指しています。
その後に「婦人用軽快車」の総称となり、今では日本で一般的に乗られている自転車(シティサイクル)全体を指す名称へと変化しました。
「シティサイクル」は性別を問いません、主婦のお買い物だけではなく通学や通勤などにも使われています。
「ママチャリ(シティサイクル)」は”主に日常の交通手段及びレジャーに用いる短中距離、低中速走行用自転車”と定義されています。
一般的なママチャリ
一般的には、26インチ車と呼ばれるタイヤの直径が26インチ(約66センチ)でタイヤの幅が1.3/8インチ(約3.5cm)の自転車がママチャリ(シテイサイクル)の主流です。
タイヤの直径が24ンチ(約61cm)の小径自転車などもあります。
1台約20キロ前後と自転車としては重い種類に入ります。
ママチャリ(シテイサイク)には、ペダルを軽くするために右手で操作できる、3段変速でが後ろの車輪の中に付いていることが多いです。
レース用の自転車のように、進行方向に車体と体を傾けて曲がるのではなく、ハンドルを曲げて自転車をコントロールする設計になっています。
また、タイヤの空気圧も3~4気圧が一般的で、止まることを優先した低速で安全に乗れるように考えられています。
転倒を防ぐために足が着け、漕いでいる時に座れるサドルの高さ、前カゴや荷台が付いていて荷物も載せられることがママチャリの特徴です。
車輪には”どろよけ”、鍵、ライトなど装備されていることが多いです。
「クロスバイク」スポーツ走行もできる自転車
ママチャリ(シティサイクル)で物足りないと感じる方にはクロスバイクをオススメします。
スポーツ用の自転車の「ロードバイク」と「マウンテンバイク」をの良さを兼ね備え、一般的に乗ることも考慮したモデルです。
明確な定義はありませんが「クロスバイク」には、
- トレッキングバイク
- フィットネスバイク
- スピードバイク
- アーバンバイク
- コンフォートクロス
など、メーカーによって様々な名称で販売されています。
価格も幅広く、たくさんのモデルがあります。
重さも1台10キロ前後とママチャリに比べて軽く、大人なら片手で持ち上げられます。
ママチャリ(シテイバイク)より車輪が大きく、細めのタイヤで、スピードを維持しながら快適に長時間乗ることができます。
モデルによっては、7段から24段までの変速機が付いています。
上り坂で漕ぐときもママチャリより軽く快適です。
ブレーキやハンドルも、マウンテンバイクなどの部品を使用していて、”どろよけ”や”ライト”が付いているモデルもあります。
まとめ
ママチャリのサドルの高さは走りやすいサドルの高さから1cm~3cm下げた高さに調整してください。
一般的なサドルの高さは「足の親指の付け根のふくらみをペダルに乗せたときに、ひざがほんの少し曲がる高さ」です。
子供を乗せる場合は3cm~5cm下げて、いつでも安全に止まって、バランスが保てるようにしてください。
子供の安全を最優先に考え、サドルのて高さ調整するようにしてください。
ママチャリでもサドルを少し高くすると快適に長時間乗ることができます。
自転車に乗るのが楽しくなってきたら「クロスバイク」がオススメです。
一般的なママチャリより軽く、スポーツ性能が全く違います。
スポーツバイクで物足りなくなってきたら「ロードバイク」や、「マウンテンバイク」など本格的な自転車に乗るのも新しい世界が広がります。
身近にあってなかなかスポーツとして楽しむ機会がない自転車ですが、楽しくなるとどこでも自転車で出かけてしまうようになりますよ!