スリッパとルームシューズの違いは?スリッパもルームシューズの1つです!

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日本では一般的な室内履きとして定着しているスリッパ。

屋内で生活する日本人にとってはごく一般的な履物です。

最近はルームシューズという言葉もよく耳にするようになりました。

同じ意味合いで使われる二つの言葉ですが違いはご存知ですか?

そこで今回は、スリッパとルームシューズの違いについてまとめました。

スリッパとルームシューズの違い

スリッパとルームシューズには明確な違いが定義されていません。

市販されている名前を見ると、室内履きにはいろいろな種類や形の履物があります。

全てまとめてルームシューズを呼ぶ傾向にあります。

室内履き=ルームシューズというイメージです。

室内履きには、

  • サンダルタイプ
  • スリッパ
  • シューズ型
  • ブーツ型
  • ソックスタイプ

など、様々な種類の履物があります。

これらはすべて”ルームシューズ”と一括りにして問題ありません。

スリッパはルームシューズの種類の1つということです。

ルームシューズの種類

ルームシューズは室内用の履物の総称です。

その形状や素材は様々です。

代表的な形のルームシューズをご紹介します。

サンダルタイプ

サンダル型のルームシューズのイラスト

下駄やビーチサンダルのように平たい台に鼻緒が付いたタイプの履物です。

タオル生地や、畳などに使われるい草でできた和風のもの、5本指に分かれているタイプもあります。

足の指が開放的で、涼しく履けるのが特徴です。

部屋の中で裸足は抵抗があるけど、スリッパは蒸れるから嫌だという方にはオススメのタイプです。

スリッパ

スリッパのイラスト

一般的な室内履きとして日本に定着しているタイプです。

かかとが高くない平たい台に、足の甲や指を覆うような布が張られている形が一般的です。

つま先に穴が空いているタイプもあります。

シューズ型

ルームシューズのイラスト

スリッパと同様にかかとの高さがなく平たい台の履物です。

このシューズ型はかかとの部分まで足が覆われていて、かかとが固定されるのが特徴です。

足が指からかかとまですっぽりと覆われています。

歩く時にパタパタと音が鳴らず、かかとを固定して履けます。

ルームシューズと言うとこちらのシューズ型をイメージする方が多いです。

ブーツ型

ブーツ型のルームシューズのイラスト

スリッパやシューズ型と同じく、かかとに高さがなく平たい台を使った履物です。

ブーツ型は足首まで覆われます。

覆われている面積が多いため、とても温かいのが特徴です。

モコモコのボア、フェイクファー、ダウン、保温性に優れたものなど様々なタイプがあります。

冬にお家の中で足元を冷やしたくない方にオススメです。

ソックスタイプ

ソックスタイプのルームシューズのイラスト
 

小さいお子様や赤ちゃん用のルームシューズに多いタイプです。

歩きはじめで部屋の中を裸足で歩かせたくない時に使うことが多いです。

靴下の同じように足と足首をすっぽり包む形になっています。

ソックスタイプはブーツ型よりも足にフィットし、伸縮性のある素材が使われていることが多いです。

軽くて、子供の足にもストレスを与えません。

足裏の部分が厚くなっていたり、滑り止めが付いていることもあります。

靴下と同じように洗濯することができます。

ルームシューズを履くメリット

部屋の中でルームシューズを使うメリットは3つあります。

保温性安全性衛生面です。

保温性

室内を裸足で歩くと足が冷たく感じます。

特に冬の寒い日のフローリングの床はとても冷たいです。

ルームシューズを履くことで冷気や冷たいフローリングに触れる面積が減少します。

結果的に冷えを防ぐことが出来ます。

安全性

タンスで足の指をぶつけたイラスト

ルームシューズを履くと物を踏んだり、指をぶつけたりするリスクを減らすことが出来ます。

部屋の中で足の指を家具やドアにぶつけるととても痛いですよね!

爪が割れたり、出血したりしなくても地味に痛みます。

ルームシューズを履くことで怪我から足を守ることができます。

衛生面

汚い足のイラスト

ルームシューズを履くと足の裏が直接床につきません。

足の裏の汚れや皮脂が床につかず、床の汚れも足につくことがありません。

家族に水虫の方がいる場合は、家族間での感染を予防できます。

ルームシューズを履くデメリット

ルームシューズを履くことにはメリットばかりではありません。

いくつかデメリットもあります。

衛生面

綺麗な足のイラスト

1足のルームシューズを長期間使用すると、どうしても不衛生になってしまいます。

人は1日にコップ1杯分の汗をかくと言われます。

蒸れた状態で同じルームシューズを履き続けると、ニオイや細菌が発生する原因になります。

足に傷があると、蒸れて化膿することもありますし、水虫になる可能性もあります。

衛生面が気になる時はルームシューズを時々洗うことが大切です。

ルームシューズには洗えるものと洗えないものがあります。

購入する時に確認してくださいね。

安全性

スリッパのイラスト

ルームシューズを履いていると、転倒の危険性があります。

特にフローリングの床でルームシューズを履くと素材によってはとても滑りやすいです。

スリッパタイプやサンダルタイプは脱げやすく、バランスを崩す恐れがあります。

特にお年を召した方は筋力が低下して姿勢が悪くなるため、転倒しやすくなります。

靴のサイズは気をつけて選ぶ方が多いですが、ルームシューズのサイズは靴ほど気にせずに買う方が多いです。

サイズが合っていないルームシューズを履いたり、デザイン重視で歩きにくいルームシューズを選んだりすると危ないので気をつけてくださいね。

健康面

健康的な足のイラスト

足は第二の心臓と言われます。

裸足で活動すると足の裏が刺激を受け、脳や内臓器官が活性化して身体の調子がよくなると言われています。

足の指を使うことも大切で、偏平足の予防や足全体の筋力アップにもつながります。

そのため、子供の頃から裸足で活動させる保育園や幼稚園もあります。

ルームシューズを履くことで、足の裏への刺激や足の指の動きは鈍くなります。

スリッパやルームシューズが原因で足に疾患を抱える方も多いです。

専業主婦の方は履いている時間が長いため、健康面には気をつけて履くようにしてください。

ルームシューズを使う時のポイント

ルームシューズやスリッパを購入する時は、

  • 洗濯できるがどうか
  • サイズが合っているか

を確認してから購入するようにしてください。

使用している間も時々洗って、しっかりと乾かして衛生的に使う事を心がけてくださいね。

また、ルームシューズにはメリットとデメリットの両面があります。

メリットはよく知られていますが、デメリットはあまり知られていません。

特に足の疾患がルームシューズやスリッパが原因でトラブルになっている事を知らない方が多いです。

よく知らずに、ルームシューズやスリッパを使い続けていると、転倒による怪我や足の筋力の低下につながります。

暖かい日などは裸足で過ごす日を作るように意識するなどして足の健康にも気をつけてくださいね。

まとめ

スリッパとルームシューズの違いは特に決められていません。

ルームシューズは室内履きの総称で、スリッパもルームシューズの1つの種類です。

ルームシューズにはいろいろな種類や形状の履物があります。

サンダルタイプ・スリッパ・シューズ型・ブーツ型・ソックスタイプなどです。

シューズ型のイメージが強いですが、まとめてルームシューズと呼びます。

室内でルームシューズやスリッパを履くことによっていくつかのメリットとデメリットがあります。

特にスリッパやルームシューズによる健康面へのデメリットはあまり知られていません。

ルームシューズを購入する時は、洗えるかどうかと、サイズをしっかりと確認するようにしてくださいね。

スリッパやルームシューズを履くデメリットをしっかりと理解して、安全に、正しく履くようにしてください。

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