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可愛い見た目はもちろんのこと、大きな声で鳴かない、長距離のお散歩も必要ない、飼い主に慣れるなどとの点からも、気軽に飼えるペットとして大人気のうさぎ。
話しかけると、寝転んだままでも耳だけこっちに向けてくれたりする姿はなんともいえずキュートです!
大きくて長い耳はうさぎの可愛さの代名詞ともいえますね!
そんなうさぎの耳が、ときどき「熱い!」と感じて心配になることはありませんか?
ご心配なく!うさぎの耳って、とっても優秀なんです。
このページの目次
うさぎの耳が熱い時があるのはなぜ?
簡単にいうと、うさぎの耳が熱い時は、うさぎの体温が上がっている時です。
体温が上昇する理由はいくつかありますが、基本的に人間と同じと思ってください。
例えば、毛づくろいを集中して行ったり、おやつがもらえると期待してワクワクしたり、大好きな”うさんぽ”で自由に走り回ったりした時です。
お部屋の中がぽかぽか温かい時にも、耳は熱くなります。
人間と同じでうさぎも活動している時、体温が高くなります。
うさぎの耳の役割とは?
うさぎの耳はとっても高機能で働き者なんです!
その役割は、音を聞き分けるということだけではありません。
実はうさぎには、人間のように”汗をかいて体温を調節する”身体機能が備わっていません。
そのかわりにうさぎは「耳」で体温調節をしています。
うさぎの耳には、中央に動脈、周囲に静脈があり、体温が上昇したときには血液を耳に集めて外気にさらし、体温を管理しています。
犬がよく、舌を出して体温管理しているのを見かけませんか?
うさぎの耳もそれと似た役割をしています。
うさぎは暑さと寒さどっちが苦手?
テレビや動画などで、真っ白な雪の中を楽しそうに走り回っているうさぎの姿をご覧になったことはありませんか?
そう!
うさぎは寒さには結構強いんです。
うさぎの毛はとっても暖かく密度が濃いからです。
逆に「暑さにはめっぽう弱い」です。
熱中症対策などは必要?
うさぎが熱中症にならないために飼い主がするべきこととして、大切なのはこの4点。
- ケージを直射日光が当たらない場所に置く
- 常に風が動いている状態を作る
- いつでも水分を捕れる状態にしておく
- ひんやりマットなどのグッズを上手に使う
常に放し飼い状態で自由に動き回れるわけではないうさぎにとって、快適に過ごせる環境をしっかりと準備してあげることはとっても重要です。
しばらくしても温度が下がらない時は?
高機能な耳を使って上手に体温調節をしているうさぎですが、正常なら体温が調節できれば耳の温度も下がってきます。
しばらくしても温度が一向に下がらないという場合には、感染症などの病気にかかっている可能性があります。
例えば「耳が熱いまま」というだけでなく、「食欲がない」「フンがいつもより小さい」「いつもよりぐったりしている」など、いつもと違う様子なら、早めにかかりつけの獣医師に診てもらってください。
耳が冷たい時は?
耳が普段よりも冷たい時にも気をつけてください。
体温が下がり過ぎているかもしれません。
耳が熱い時が続く時と同じように、食事を食べなかったり、フンの出方が普段とは違っている時は病気の可能性もあります。
低体温症で死んでしまう事もあるので、早急に獣医師に診察してもらってください。
まとめ
うさぎの耳って、ただ可愛いだけではないんですね!
アンテナのようにくるくると角度を変えていろいろな音を聞いたり調べたり、体がオーバーヒートしないように上手に体温の調節の役割をしたり。
一時的に耳が熱くなっていても心配しなくて大丈夫です。
少し様子を見てください。
耳が熱いのが一向に引かないのに加え、普段とは様子が違う場合は、すぐに獣医さんへ連れて行きましょう。
モリモリ食べて元気に遊んで、愛くるしい姿でこれからも私たちを癒してほしいです!