キャビア、フォアグラ、トリュフは美味しいのか?世界三大珍味の味と楽しみ方

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キャビア、フォアグラ、トリュフの世界三大珍味は値段も高く、なかなか食べる機会はありません

たまに食べても「これ美味しいのかな?」と疑問を感じることがあります。

そこで今回はキャビア、フォアグライ、トリュフの味と楽しみ方をまとめました。

キャビア

キャビアのイラスト

キャビアはチョウザメの卵の塩漬けです。

世界三大珍味の一つで、カスピ海産の天然チョウザメから作られた物が最高級品です。

最近では養殖されたチョウザメの卵から生産されることもあります。

また、違う魚の卵をキャビア風にした偽物はイミテーションキャビアと呼ばれています。

キャビアの味

最高級のキャビアは生臭くなく、魚の卵という感じがしません。

程よい塩加減で、潮の香りが鼻の中に広がります。

まさに世界三大珍味の1つです。

キャビアには大きさによってランキングがあります。

粒の大きさが大きい順番にベルーガ、オシェトラ、セブーガと分かれています。

キャビアの中でもベルーガキャビアは最高級品です。

キャビアの楽しみ方

キャビアは1回でそんなにたくさん食べるものではありません。

コース料理では前菜として少し出たり、メインディッシュに添えたりするものです。

メインの食材ではなく、他の食材を引き立たせるために使うことが多いです。

また、ワインやシャンパンと一緒に楽しむ方もいらっしゃいます。

フランスパンや、クラッカーなどに乗せてオードブルでも出てきます

キャビアは単体で食べることもできますが、何かと一緒に食べることが多いです。

キャビアの相場

世界三大珍味のキャビアの最高級品の値段はどれぐらいなのでしょうか?

天然と養殖の相場を調べてみました。

  • 天然 ベルーガキャビア 25g 約20,000円
  • 天然 オシェトラキャビア 25g 約12,000円
  • 養殖 セブルーガキャビア 25g 約8,000円

なんと、1gで約300円~800円もしました!

人工養殖の物はやはり少し安いですが、それでも半額より少し安いぐらいです。

これはなかなか手が出せない食材です。

フォアグラ

フォアグラのイラスト

フォアグラはガチョウやアヒルに沢山のエサを与えて太らせた肝臓です。

想像するとあまりおいしそうではありません。

しかし、味が濃厚であん肝をもっと濃くしたような独特の味わいがあります。

フォアグラの味

フォアグラは口の中にいれると溶け出します。

脂分が多いため、口の中で旨味成分が広がってとても幸せな感覚を味わえます。

また、調理する時に出る良質の脂が絶品です。

他のどんな料理にも合う脂が旨味成分を放出します。

フォアグラ単体で食べるとちょっと脂がしつこくなります。

他の料理と一緒に味わうことによってバランスが取れる食材です。

フォアグラの楽しみ方

単体で食べる場合はソテーにすることが多いです。

ソテーにはキャビアやトリュフを添えて出てくることもあります。

またお肉や野菜と一緒に食べることもよくあります。

たっぷりと出て来る旨味成分が他の具材を引き立たせることができるからです。。

フランス料理ではステーキの上に乗っていて、お肉と一緒に食べたりすることもあります。

また、ムース状にしてバゲットやクラッカーと一緒に出てくることもあります。

フォアグラの相場

フォアグラは人工的に生産されているため、三大珍味の中では比較的多く取れます。

フランスが生産量の1位ですが、ヨーロッパを中心にいろいろな国で作られています。

  • フランス産 100g 約2,500円
  • スペイン産 100g 約1,300円
  • ハンガリー産 100g 約800円

最高級品でも100gで2,000円~3,000円ぐらいでした。

フォアグラはまだ手が出しやすい値段です。

トリュフ

最高級品でも

トリュフはキノコの種類の一つです。

地下で育つため、人間の目で採取することが難しく、人工的に育てることはできません。

独特の香りがするため、ブタや犬などの動物を使って採取することが多いです。

フランス産の黒トリュフとイタリア産の白トリュフが有名です。

日本では黒トリュフの方が目にする機会が多いです。

トリュフの味

トリュフにはっきりとした味はありません

しめじや、えのきのようなキノコの方が味がします。

しかし、独特の香りがトリュフの魅力です。

白トリュフの方が日本では圧倒的に少ないのですが、鼻につく刺激的な匂いがします。

ガスやガソリンの匂いに例えられることが多いです。

黒トリュフは日本でもよく用いられています。

自然の匂いがするのでなんとなく落ち着く感じです。

よく土の匂いや森の匂いと例えられます。

トリュフの楽しみ方

トリュフは単体で食べることはありません

味が無いため、香り付けの食材として利用されることが多いです。

スライスや、小さく短冊切りにしたものをステーキや、パスタと一緒に食べます。

サラダの上に削ったりして食べることもあります。

また、粉状にした物に塩を混ぜたトリュフ塩は独特の香りがして食材の風味付けに使われます。

メインの食材ではなく、料理の味に匂いのアクセントを付ける食材として用いられることが多いです。

トリュフの相場

黒いダイヤモンドと呼ばれているトリュフの相場はどれぐらいでしょうか?

トリュフも人工栽培ができないため、天然物が主流です。

  • イタリア産 白トリュフ 20g 約25,000円
  • フランス産 黒トリュフ 20g 約3,000円

最高級品の相場ですが、白と黒で約8倍の差があるのに驚きました。

白トリュフの場合は1gで約1,250円もします。

黒トリュフでも1gで約150円です。

まとめ

キャビア、フォアグラ、トリュフの世界三大珍味はどれも独特の味や香りがします。

キャビアとトリュフは特に高価で、メインの食材として使われることはあまりありません

フォアグラはソテーなどでメインとして食べることもあります。

フォアグラにキャビアとトリュフを添え、世界三大珍味が1皿で出てくることもあります。

珍味というだけあってどれも高級品です。

なかなか口に入れる機会はありません。

キャビア、フォアグラ、トリュフの味を知りたければ、一度最高級品を食べてみてください。

最も良いとされている物を食べ、判断基準作ってください。

判断基準があれば”これは美味しい”、”これは美味しくない”と判断ができるようになります。