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スキーやスノボのウェアを選ぶ時はかっこよさで選びますか?
スキー場でかっこよく見えるウェアがいいですよね!
しかし、スキーやスノボのウェアには機能的な装備がついています。
そこで、今回はスキーやスノボのウェアの選び方についてまとめました。
このページの目次
スキーやスノボのウェアを選び方のポイント
ウェアを選ぶ時は自分で購入する場合とレンタルする場合があります。
どちらの場合もいくつか注意してチェックしておくべきポイントがあります。
スキーとスノボのウェアのサイズの選び方
サイズは基本的には普段着ている服のサイズと同じサイズを選んでください。
ウェアを試着すると同じサイズでも少し大きく感じます。
ウェアの中には寒さによって着込む服も違いますし、足元はブーツを履きます。
スキーもスノボも激しいスポーツでよく転びます。
少し大きいと感じるくらいのサイズで大丈夫です。
窮屈に感じず、体をストレスなく動かせるサイズのものを選んで下さい。
細めのデザインが好きだからと、あまり小さいサイズのものはオススメできません。
スノボのウェアはシルエットが大きめにデザインされている物が多く、スキーウェアは少しタイトなデザインの物が多いです。
また、海外ブランドのウェアは日本のサイズより1サイズ大きいことが多いのでネット通販などで買う場合は気をつけてください。
スキーとスノボのウェアのタイプの選び方
ウェアにはセパレートタイプとワンピースタイプがあります。
初心者の場合、雪が入ってくるのが嫌な方はワンピースタイプ、デザインを優先したい場合はセパレートタイプがオススメです。
両方の特徴をまとめました。
セパレートタイプのウェアの特徴
セパレートタイプは上下のジャケットとズボンが分かれているタイプです。
販売されているウェアはほとんどがセパレートタイプです。
ジャケットかズボンのどちからが柄物、もう片方が無地という組み合わせで着ている方が多いです。
様々な柄や色のウェアがあります。
自分で好きなものを選び、自由に組み合わせを楽しむことができます。
セパレートタイプのデメリットは、ジャケットとズボンの間に雪が入ったり、腰回りが寒く感じることです。
同じブランドのウェアの場合、チャックでウェアとパンツをつなげることができるものもあります。
また、最近ではオーバーオールタイプのパンツも出ていて、セパレートタイプのデメリットを解消してくれるウェアもあります。
ワンピースタイプのウェアの特徴
ワンピースタイプは「つなぎ」とも言われます。
少し昔のスキーウェアはワンピースが主流でした。
今でも競技スキーのウェアなどはワンピースがほとんどです。
ジャケットとパンツがつながっているため、ジャケットとズボンの間から雪や風が入ってくることがありません。
セパレートタイプよりも圧倒的に着用している方が少ないため、人と同じものが嫌という方にはオススメです。
トイレに行く時や着替える時に少し不便なのがデメリットです。
最近では腰の部分にジッパーが付いていて、取り外しできるようになワンピースタイプのウェアもあります。
スキーとスノボのウェアの防水性の選び方
スキーとスノボのウェアには防水性がともて重要です。
ウェアが濡れてドボドボになると寒いし、冷たいしテンションが下がって楽しめません。
スキーとスノボのウェアには”耐水圧”と”浸透性”の2種類の数字があります。
耐水圧はウェアの水をどれだけ弾くか、中に染み込まないかを数字にしたものです。
透湿性はウェアの中で汗をかいてどれだけ水蒸気を外に出せるかという数値です。
スキーやスノーボードは激しいスポーツで思っている以上に汗をかきます。
ウェアの中からの浸透性がないウェアは蒸れて気持ち悪くなり、快適に過ごすことができません。
どちらの数字も高いほど値段が上がります。
ウェアを選ぶ場合、耐水圧10,0000mm前後、浸透性は5,000g以上の物を選ぶことをオススメします。
ゴアテックスって何?
スキーやスノボの初心者の方には聞き慣れない言葉かもしれませんが、ゴアテックスという素材がウェがあります。
ゴアテックスはアメリカの会社が製造しているウェアなどの素材で、防水性、防風性、透湿性を兼ね備えています。
テント、レインコート、グローブ、靴などにも使われる素材です。
とても丈夫で、転んでも破れる心配がなく、雨や雪は通さないのに、汗をかいたときには、内側の湿度を逃してくれる夢のような素材です。
ゴアテックスの生地を使ったウェアには、「GORE-TEX」と書かれたタグが付いています。
お金に余裕があれば転んで濡れないようにゴアテックスのウェアを選ぶのも1つの選択肢です。
スキーとスノボのウェアのデザインの選び方
スキーとスノボのウェアはたくさんの種類があります。
デザインを選ぶ時は好みが一番大切です。
自分の好きなデザインやカラーで選んでも大丈夫ですが、機能性に満足しない場合もあります。
機能性で選んでもデザインが気に入らない場合もあります。
基本的な機能性さえ備えていればデザインで選んで大丈夫です。
初心者の場合は機能性で選んだとしても、ウェアの機能を使いこなさないこともあります。
まずは、滑れるようになり、スキー場で楽しめむことを重視してウェアのデザインで選んでOKです。
上手になってくると機能性を重視した選び方に変わってきます。
お店で見て派手だと思う色でも広い雪山で見ると意外と目立ちません。
地味な色は意外と白い雪の上で目立ちます。
初心者の場合、白のウェアは避けるようにしてください。
コースで転んだ時に雪と同化してしまい、上から滑って来る方が見にくいからです。
スキーとスノボのウェアの値段の選び方
ウェアの値段は安ければ1万円前後から、高いものは5万円以上まで様々です。
防水性と浸透性の高いウェア程値段が上がります。
ゴアテックスを使ったウェアはどのブランドでも高級ラインに入ります。
初心者の方の場合は上下で2~3万円前後のウェアを買われる方が多いです。
シーズン中に1回しか滑りに行かない方はレンタルでも大丈夫ですが、2泊3日以上でスキー場に行く場合は自分のウェアを買うことをオススメします。
レンタルでは安いところで1日1,000円ぐらいでありますが、必ずしも防水の効いたウェアを貸してくれるわけではありません。
また、デザインも選ぶことができません。
1日3,000円や5,000円出すとかっこいいウェアやかわいいウェアで防水性の高いウェアを借りることができます。
また、スキー場によってレンタルの品質もバラバラです。
なるべくなら、自分がオシャレして楽しめるウェアを着てスキー場で遊んでください。
スキーとスノボのウェアにあったら便利な機能
スキーやスノボのウェアには様々な機能が付いています。
ウェアによっては付いていない機能もありますが、いくつか初心者にとって付いていて便利な機能をご紹介します。
パウダーガード
ジャケットの裾や袖、パンツの裾についている機能です。
ナイロンの素材の布で、ウェアに雪の侵入を防いでくれます。
よくパンツのパウダーガードを初心者の方はブーツの中に入れてしまいがちですが、ブーツの外に出すのが正しい使い方です。
リストゲーター
ジャケットの袖口から手の甲までを覆って雪の侵入を防ぐものです。
手の親指にひっかけて使います。
グローブはその上からしてください。
リストゲーターが邪魔で使わない方もいます。
フード
ウェアのジャケットにフードがついていると、寒さや雪対策になります。
寒い時や、雪が降っている時にかぶってください。
ウェアの襟の部分に収納できるタイプもあります。
邪魔な時は紐で絞って置くと滑っている時にバタバタしません。
パスケース
リフト券を入れておくケースがウェアに付いていると便利です。
ウェアの裾の裏側に付いていることが多く、リフトに乗る時にウェアの裾を少し裏返すだけで
リフト券を見せることができます。
付いていないとリフト券入れを別に買わないといけません。
ベンチレーション
ウェアの中の熱を外に逃がすための機能です。
ジャケットの脇の下やズボンの太ももの内側についているファスナーです。
開けるとメッシュ生地になっていることが多いです。
スキーやスノボをしていて暑い時の温度調整のために使います。
春先に滑る時は開けっ放しにして滑る方が多いです。
ウェア内部や外側のポケット
スマホやリフト券を入れるためのポケットの位置や数も重要です。
特に最近ではスマホを持って滑る方が多いです。
スマホのバッテリーは寒さに弱いため、できるだけ内ポケットのファスナーの付いたポケットに入れるようにしてください。
ファスナーの無いポケットに入れるといつの間にかなくしてしまいます。
まとめ
スキーとスノボのウェアの選び方はいくつかポイントがあります。
サイズは通常着ている服と同じサイズの物を選ぶとちょうど良いです。
少し大きく感じるかも知れませんが、スキーやスノボのブーツを履いたり、中に着込むとちょうどよくなります。
他にも防水性と浸透性、値段、デザインなどいくつか迷うポイントがあります。
一番大切なのはスキーやスノボをしていて楽しめることです。
なるべく快適で、体を動かしやすくてかっこいいウェアを選んでください。
いくつか付いていると便利な機能もあります。
全部の機能がついた、防水性も浸透性も高いウェアを買うとかなり高額になります。
そういった場合は、前のシーズンの掘り出し物なんかを探すと安く買えるかも知れません。
なるべく品揃えの多いお店に行って、試着しながらお財布と相談してください。