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生活習慣病は名前の通り不摂生な生活の積み重ねによって起こります。
生活習慣病を予防するために食事や運動などを習慣づけることによって、結果的にはダイエットにつながるという嬉しい効果もあります。
今回は生活習慣病を予防するための食事と運動についてまとめました。
生活習慣病の予防には食事や運動が大切?
生活習慣病は、食事・運動・喫煙・飲酒・睡眠・ストレスなど、生活習慣が原因となる病気です
その為、食事や運動などを日常生活に取り入れることで予防することが出来ます。
食事は、特別厳しい食事制限が必要なわけではありません。
1日3食、バランスの取れた食事・野菜を多く摂る・脂肪と塩分の摂りすぎに気を付けるなどが基本です。
運動は有酸素運動が適しています。
有酸素運動は、酸素を体に取り込みながら継続的に比較的軽い負荷をかける運動のことです。
ウォーキングやジョギング、水泳やサイクリングなどの軽めの運動で大丈夫です。
また、多くの人が覚えているラジオ体操も、実は正しく行えば有酸素運動としての効果があります。
そして、禁煙・適度な飲酒・ストレスをためない・睡眠時間の確保も大切です。
生活習慣病を予防するには、毎日の積み重ねがとても重要です。
意識的にこれらを心がけ、無理なく続けることが、予防へとつながります。
ダイエット効果が期待できる?
生活習慣病は、不摂生な生活を続けていくことによって起こります。
それらを予防する為の健康的な生活は、ダイエットにも効果的ですよ!
生活習慣病の予防に大切なことを、ダイエットに照らし合わせると…
1日の食事の回数を減らせば、短期的に痩せることが出来るかもしれません。
しかし、リバウンドしたり、体調を崩したりしないためにも1日3回バランスの取れた食事が大切です。
また、野菜を多く摂ることは、野菜に含まれる食物繊維が満腹感を与えてくれます。
食べ過ぎを防ぐことが出来ます。
そして、有酸素運動は継続的に行うことで、脂肪を燃焼します。
ストレスをためないことや質の良い睡眠も、ダイエットには欠かせない要素です。
生活習慣病はどんな病気?
食事や運動での不摂生から起きる生活習慣病には、
- 糖尿病
- 肥満症
- 高血圧症
- 脂質異常症(高脂血症)
- 大腸がん
- 歯周病
など様々な病気があります。
中でも、高血圧・脂質異常症・糖尿病・肥満は、”死の四重奏”とも言われ、重篤な生活習慣病を引き起こす4大危険因子です。
特に、糖尿病・高脂血症・高血圧は、初期段階では自覚症状がほとんどありません。
気付かないうちに進行して血管が硬くなり、血液がうまく流れず詰まると動脈硬化を引き起こします。
動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞など、命にかかわる病気の引き金です。
生活習慣病は、ある日突然やってくるものではありません。
体重の増加・血圧や血糖値の異常など、静かに進行していくことから「サイレントキラー」とも呼ばれています。
どうして生活習慣病という名前になったの?
生活習慣病は、以前は「成人病」と呼ばれていました。
40代~60代の人に多く見られ、脳卒中・がん・心臓病など非感染性の慢性的な疾患を総称して、1995年頃に厚生省(現在の厚生労働省)が付けたものでした。
ところが、成人病の低年齢化が見られるようになりました。
成人してからの生活を見直すのではなく、子供の頃からの生活習慣が原因であるところが大きいと考えられ、1997年に厚生労働省が「生活習慣病」という名称を導入しました。
生活習慣病患者を減らした長寿県長野県
厚生労働省によって5年おきに発表される都道府県別の平均寿命で、2015年のランキングで長野県が男性2位(81.75年)と女性の1位(80.67年)でした。
長野県は、1995年から4回連続で男女ともにベスト5に入っています。
男女どちらも長寿の県として位置づけられていますが、そこに至るまでに県をあげた取り組みがありました。
1960年代に長野県は脳卒中の死亡率がワースト1になるなど、生活習慣の見直しが課題でした。
特に塩分の摂取量が原因の1つと考えられていました。
- 信州味噌の生産地であること
- さと雪深さで新鮮な野菜が摂りにくいこと
- 保存の効く塩辛い漬物が多かったこと
が塩分を多く摂る大きな3つの原因でした。
そこで、長野県は県をあげて減塩と共に野菜摂取量の増加を掲げ、栄養教室や地域ぐるみの食生活改善運動などを実施しました。
さらに、ウォーキングコースを紹介したり、運動習慣をつけるための講習会を行ったり、行政と県民が連携したことで、長野県は長寿の県となりました。
長野県独自の健康づくり県民運動は、「信州ACEプロジェクト」という名称です。
ACEは、生活習慣病に大切なAction(体を動かす)Check(健診を受ける)Eat(健康に食べる)の3つの頭文字からきています。
世界で一番(ACE)の健康長寿をめざすという思いも込められおり、全国の自治体から注目されています。
まとめ
生活習慣病は、毎日の生活習慣の積み重ねによって静かに進行していく病気です。
生活習慣病を予防するには、健康的な食事や無理のない運動を継続していくこと大切です。
健康的な生活を送ることは、ダイエット効果も得られます。
生活習慣を大きく変えていくことは、よほど意識しないと取り入れにくい部分もあります。
しかし、生活習慣病にかかると今までの生活に制限を強いられるようになります。
長野県のように県をあげて取り組むことは個人では難しいかも知れません。
毎日完璧でなくてもいいですが、健康的な生活習慣を無理なく取り組めば健康的な体で長生きできるようになります。
私もこの記事を書いて見直さないといけない部分が多々ありました。
これからできる限り健康的な生活習慣を心がけるようにしたいと思います。