この記事を読むのに必要な時間は約7分です。
録画用のDVDを買う時に種類が多くて迷ったことはありませんか?
電気屋さんに行くとたくさん同じような商品が並んでいます。
どれを買えばいいのかすぐには分かりません。
そこで、どのDVDを買えばいいか迷った時のために違いをまとめました。
このページの目次
DVDの違い
DVDの商品棚には値段が安いのから高いのまで置かれています。
たくさんあって分かりにくいですね。
DVDには大きくわけて3つの種類のDVDが販売されています。
- ❶ 録画ができるDVD
- ❷ 繰り返し録画ができるDVD
- ❸ 再生専用のDVD
この3つのうち、録画用として販売されているのは❶と❷になります。
録画ができるDVD
録画ができるDVDは後ろに”R”がついています。
”R”がついている商品にはいくつか種類があります。
DVD-R、DVD+Rなどが当たります。
DVD-R、DVD+Rなどの特徴
録画を1回だけできるタイプのDVDです。
一度きりしか録画できないため、使い切りタイプになっています。
使い切りのため価格も安いです。
繰り返し録画ができるDVD
繰り返し録画ができるDVDは後ろに”RW”がついてます。
”RW”がついている商品にもいくつか種類があります。
DVD-RW、DVD+RWなどが当たります。
DVD-RW、DVD+RWなどの特徴
録画したものを削除することで、何度も使えるDVDです。
繰り返し利用できるのが特徴です。
DVD-R、DVD+Rより少し価格は上がります。
再生専用のDVD
再生専用のDVDは電気屋さんで販売されている映画やアニメなどのDVDソフトです。
録画することはできません。
ソフトとして販売しているため、消せないようになっています。
商品棚の場所も違うので、間違えて買う事はないと思います。
録画用DVDと録画用でないDVDの違い
DVDには「録画用」と記載のあるDVDと記載のないDVDが販売されています。
録画用DVDにはコピー制限機能がついています。
テレビ番組などの著作権を保護するための機能です。
テレビ番組を録画する時は録画用のDVDでないと録画ができません。
録画用でないDVDの使い方
録画用でないDVDはパソコン用のDVDになります。
著作権を保護する機能がないため、コピーすることが可能です。
一般的にパソコンのデータを保存しておくために使います。
自分で撮影したビデオをパソコンからDVDに録画したり、パソコンの動画をDVDに録画してテレビで観たい時にはパソコン用のDVDでも大丈夫です。
録画用のDVDでも同じことができますが、パソコン用のDVDの方が安く買うことができます。
DVDの種類
テレビ番組を録画するためのDVDでもたくさん種類があります。
- DVD-R
- DVD-R DL
- DVD-RW
- DVD-RAM
- DVD+R
- DVD+R DL
- DVD+RW
DVD-R
一般的な録画用DVDになります。
データ容量は4.7ギガバイトで、2時間録画できます。
ほとんどのDVD機器で使えます。
1枚辺り20円から100円程度で販売されています。
DVD-R DL
DLはデュアルレイヤーの略です。
1枚のDVDの中にDVD-Rは録画する層が1層なのに対して、DVD-R DLには2層あります。
目で見てもよくわかりません。
データ容量は2倍より少し少ない8.54ギガバイトで、3時間35分録画できます。
2層式DVDを使う事の出来ないDVD機器もあるので注意が必要です。
1枚辺り200円から400円程度で販売されています。
DVD-RW
一般的な形式の繰り返し録画できるDVDになります。
録画できる回数は約1,000回です。
データ容量は4.7ギガバイトで、2時間録画できます。
古いDVD機器や、一部の機器には対応していないこともありますが、ほとんどの機器で使えます。
1枚辺り100円から400円程度で販売されています。
DVD-RAM
パナソニックが中心として開発した繰り返し録画できるDVDになります。
録画できる回数は10万回以上です。
DVD-RAMは同じ名前で1層式と2層式があります。
1層式の場合はデータ容量は4.7ギガバイトで、2時間録画できます。
2層式の場合はデータ容量は2倍の9.4ギガバイトで、4時間の録画できます。
見分け方は型番に120と入っていれば1層式、240と入っていれば2層式になります。
パッケージにも録画可能時間が書いてあります。
買う時はよく確認してください。
また、DVD-RAMに対応していないDVD機器もあるので注意が必要です。
1枚辺り200円から700円程度で販売されています。
DVD+R
最近は電気店で見かけなくなった録画用DVDになります。
データ容量は4.7ギガバイトで、2時間録画できます。
DVD-Rと容量や録画時間は同じです。
今ではほとんど販売されていません。
DVD+R DL
初めて販売された録画する層が2層のDVDです。
あまり見かけることもありません。
データ容量や録画時間はDVD-R DLと同じです。
こちらも今ではほとんど販売されていません。
DVD+RW
繰り返し録画できるDVDになります。
データ容量は4.7ギガバイトで、2時間録画できます。
ほとんどのお店で取り扱っていません。
DVD種類別一覧表
DVDの種類について一覧表にまとめてみました。
録画回数 | 容量 | 録画時間 | 平均価格 | |
---|---|---|---|---|
DVD-R | 1回 | 4.7GB | 2:00 | 60円 |
DVD-R DL | 1回 | 8.54GB | 3:35 | 300円 |
DVD-RW | 1000回 | 4.7GB | 2:00 | 250円 |
DVD-RAM | 10万回 | 4.7GB 9.4GB |
2:00 4:00 |
250円 600円 |
DVD+R | 1回 | 4.7GB | 2:00 | – |
DVD+R DL | 1回 | 4.7GB | 2:00 | – |
DVD+RW | 1000回 | 4.7GB | 2:00 | – |
DVD-RとDVD+Rの違い
DVDには大きく分けて情報を記録、再生する方法を国際規格として統一している団体が2つあります。
- DVDフォーラム
- DVD+RWアライアンス
この2つにはそれぞれ開発に関わった企業が違います。
国内では日本の企業が多く関わったDVD-Rの取扱いが多く、DVD+Rは見かけなくなりました。
海外ではDVD+Rが多く使われている国もあります。
記録方式と再生方式に違う仕様が用いられています。
しかし、最近の録画、再生機共に両方の方式に対応している製品がほとんどです。
まとめ
日本では録画用DVDとして、DVD-R、DVD-R DL、DVD-RW、DVD-RAMの4種類が販売されています。
DVDによって特徴が違います。
どのDVDを選ぶか迷ったら、特徴を理解して目的や用途によって選べば大丈夫です。
とにかく安くて録画できるDVDが欲しい ⇒ DVD-R
DVDに録画してずっと保存していおきたい ⇒ DVD-R / DVD-R DL
1枚のDVDを繰り返し使いたい ⇒ DVD-RW / DVD-RAM
長時間録画したい ⇒ DVD-R DL / DVD-RAM
パソコンで編集した動画をDVDに録画したい ⇒ パソコン用DVD / DVD-R
規格の違いで、持っているDVD機器で使えないケースもあります。
DVDを買う前に持っているDVD機器の説明書などで確認するとより安心です。