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健康保険証は退職・転職後いつまで使ってもいいのか分からないですよね。
実は健康保険証が使えるのは退職日の当日までなんです!
急に使えなくなるとお医者さんにかかる時に全額負担しなければいけません。
そこで今回は健康保険証の仕組みについてまとめました。
このページの目次
健康保険証は退職後いつまで使えるの?
健康保険証が使えるのは退職日の当日までしか使えません。
退職によって健康保険の資格を喪失すると健康保険証は失効します。
健康保険の資格が無くなると、離職票などと一緒に会社から健康保険の資格喪失証明書が送られてきます。
これは次に新しい健康保険や国民健康保険に加入する際必要な書類です。
失くさないように保管しておいてください。
健康保険証が使えなくなると困る!
急に健康保険証が使えなくなるとともて困りますよね。
病院へ行っても全額負担になってしまうと、なかなか病院へ行けません。
他にも、
- 退職してから転職までに期間が長い時はどうしたらいいの?
- 退職後の健康保険証は捨ててもいいの?
- 新しい健康保険証がないけど病院へ行きたい!
など様々な疑問があります。
退職してから転職までに期間が長い時はどうしたらいいの?
退職後は新しい健康保険に加入しなければいけません。
健康保険の選択肢には3種類あります。
- 任意継続(退職日より20日以内に手続きが必要)
- 市区町村の国民健康保険
- 家族の健康保険(被扶養者)
です。
健康保険によって加入条件や保険料が異なります。
事前に保険料などを比較した上で加入してください。
退職後の健康保険証は捨ててもいいの?
退職した健康保険証は失効していますが、捨ててはいけません!
健康保険証が手元にある時は退職日を過ぎたら速やかに返却しましょう。
有給消化等で退職日が先になる場合は、退職日が過ぎてから書留等で送るなどの対応ができるか会社に確認しておくと良いです。
また、扶養家族がいる時は家族の保険証も忘れずに返却してください。
間違えて退職後も失効した保険証を使った場合は、健康保険組合が負担した医療費(通常は7割)を後日払わないといけません。
故意に使い続けていると詐欺罪で処罰されることもあります。
失効後は必ず返却するようにしてください。
新しい健康保険証がないけど病院へ行きたい!
新しい健康保険に加入した後に健康保険証が届くまでに少し時間がかかります。
そんな時にけがや病気で病院に行かなければならない時の3つの対処法をご紹介します。
- 全額負担で後日返還してもらう方法
- 新しく加入した健康保険の書類を持参する方法
- 保険証が届くまで会計保留にしてもらう方法
の3つです。
全額負担で後日返還してもらう方法
風邪やちょっとしたケガくらいであれば全額負担でもそこまで高額になることはありません。
健康保険証について窓口で説明すると、健康保険証を受け取ってから返還してもらえます。
病院によっては返還してもらえないこともありますが、その場合は手続きが必要です。
窓口で事前に返還手続きについて聞いておくと安心です。
新しく加入した健康保険の書類を持参する方法
新しく健康保険に加入すると、健康保険被保険者資格証明書を発行できます。
新しい会社の健康保険の手続きなどをしている部署(総務部など)で発行してもらってください。
定期的に病院に行く予定がある方は早めに発行しておいてもらうと便利です。
保険証が届くまで会計保留にしてもらう方法
会社の本社が遠方な場合などで健康保険被保険者資格証明書がすぐに用意できない時の方法です。
特に大けがや検査のいる病気など高額な治療で全額負担が難しい場合などに有効です。
窓口で説明すると当日は支払いではなく、後日3割負担で支払いをすることができます。
ただし、個人病院などでは対応出来ない場合もあるので事前に確認する必要があります。
まとめ
健康保険証は退職日の当日までしか使うことはできません。
新しく健康保険の加入手続きをすると、退職日の翌日から医療費は保険適用の3割負担で大丈夫です。
健康保険証の資格が無くなってから加入するまでの間の新しい健康保険証の到着までの仕組みを理解しておくことで、急な病気や怪我でも焦ることなく対応できます。
退職後に健康保険でトラブルに巻き込まれないためにも退職後は早めに手続きをすることが大切です。
まずは何の手続きが必要なのか、退職時に確認しておいてください。
健康保険証が無くてもお医者さんを受診することはできます。
いずれの方法でも病院やお医者さんに事前に確認しておくと安心です。