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秋になるとよく食べられる炊き込みご飯。
炊き込みご飯が嫌いな人は少ないですよね!
いろいろな具材とご飯を出汁で一緒に炊いてとてもおいしいですよね!
実は炊き込みご飯とかやくご飯に違いは特にありません!
今回はなぜ二種類の呼び方があるかをまとめてみました。
このページの目次
炊き込みご飯とかやくご飯の違い
炊き込みご飯とかやくご飯の違いは方言です。
炊き込みご飯はほぼ全国的に使われています。
関東では主に五目ご飯と呼ばれ、関西ではかやくご飯と呼ばれています。
かやくご飯は漢字で書くと加薬ご飯と書きます。
加薬は料理の薬味や具の事を表していて、ラーメンの”かやく”も同じ漢字を使います。
他にも味ご飯と呼ばれることもありますが、味ご飯には混ぜご飯も含まれています。
炊き込みご飯とかやくご飯の定義
ご飯を炊く時にお米と具材を一緒に炊いて作るご飯は全て炊き込みご飯です。
昆布、出汁、醤油、お酒などの調味料も合わせて炊き込みます。
秋に食べることが多いのは、農作物の収穫が多いからです。
呼び方は地方によって様々ですが、基本的に同じ作り方です。
具材の旨味がご飯に染み渡り、非常においしく食べられるため子供から大人まで人気です。
炊き込みご飯と混ぜご飯の違い
炊き込みご飯と混ぜご飯は具材を入れるタイミングの違いです。
炊き込みご飯は”ご飯を炊く前”に具材とご飯を一緒に炊きます。
混ぜご飯は”ご飯が炊けた後”に具材を混ぜます。
ひじきやわかめなどの海藻類、葉物野菜、サバやアジなどの青魚は混ぜご飯として食べられることが多いです。
炊き込みご飯とかやくご飯の一般的な具材の違い
炊き込みご飯もかやくご飯の具材は家庭やお店によって様々です。
関東と関西の一般的な炊き込みご飯の具材の違いがないか調べてみました。
レシピサイトで”五目ご飯”のレシピと”かやくご飯”のレシピを比較してみました。
五目ご飯の一般的な具材
- にんじん
- しいたけ
- こんにゃく
- ごぼう
かやくご飯の一般的な具材
- にんじん
- 油揚げ
- 鶏肉
五目ご飯とかやくご飯の共通点の”にんじん”はほぼ全てのレシピに入っていました。
五目ご飯ではしいたけ、こんにゃく、ごぼう、かやくご飯では油揚げ、鶏肉が入っているケースが多かったです。
他にも、しめじやえのきなどのきのこ類、れんこん、色つけのためにインゲンやさやえんどうなどを入れることも多いようです。
魚貝類、ツナ缶、肉類など本当に様々な具材を一緒に炊き込みご飯として調理しているレシピがありました。
ただ、たくさんのレシピを見てもはっきりと明らかな具材の差は見当たりませんでした。
炊き込みご飯、五目ご飯、かやくご飯は同じと言っても間違いなさそうです。
炊き込みやかやくご飯の種類
炊き込みご飯やかやくご飯には様々な種類があります。
地方の特産品を使った炊き込みご飯の種類は非常に豊富で、数え切れません。
代表的な物は、
- 松茸ご飯
- 栗ご飯
- 筍ご飯
- きのこご飯
- 豆ご飯
- 鶏飯
- 鯛めし
- たこめし
- 深川飯
- 牡蠣飯
などです。
栗や筍などの季節の旬な野菜をメインにした炊き込みご飯と、魚介類などのメインにした炊き込みご飯が多く見られます。
変わった具材では、牛肉しぐれ、豚バラ、手羽元、うに、ふぐ、のどぐろ、あなご、ホタテ、さつまいもなどの炊き込みご飯もありました。
まとめ
炊き込みご飯とかやくご飯にはっきりとした違いは特にありません。
全国的に炊き込みご飯、関東では五目ご飯、関西ではかやくご飯と呼ばれています。
具材とご飯を一緒に炊いたご飯の総称が炊き込みご飯です。
家庭やお店によって具材もバラバラで、”絶対的な炊き込みご飯はこれ!”という物はありませんでした。
好きな具材を一緒に炊いていろいろな味が楽しめるのが炊き込みご飯の特徴です。
しかし、混ぜご飯とは作り方が違います。
炊き込みご飯や混ぜご飯などを一括りにして味ご飯とも呼ばれています。
地方の特産品や、季節の食材を使った様々な種類の炊き込みご飯もたくさんあります。
様々な炊き込みご飯を味わってみて好みの炊き込みご飯を見つけてください。
ちなみに私は”たこめし”が一番好きです。