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”海外の仕事って楽しそう!”と思っている方が多いのではないでしょうか?
大きな理由として、堅苦しい雰囲気や上下関係、残業がないことが挙げられると思います。
しかし、楽しいことばかりではありません!
もちろん海外で生活するわけですから、現地の言葉や習慣、文化に慣れないといけません。
ただ海外で働きたいだけでは通用しないのが現実です。
今回は、海外で仕事をする上で”楽しいこと”と”辛いこと”をまとめまました。
海外で働いた経験から、大切なこと3つの事もお伝えします。
このページの目次
海外で仕事をして楽しいこと
仕事への価値観や、人間関係、残業など日本より仕事をしていて楽しいと感じることが多いです。
まとめて見ると良いことだらけにも見えますが、後程出てくる辛いことも含めて考えてみてください。
海外の仕事への考え方
仕事に対しての価値観が違うため、日本人のように堅苦しい雰囲気がないのが海外の職場が楽しいと感じたところです。
「この仕事をどう楽しく出来るか?」を考える傾向にあります。
「仕事をするなら楽しくやろう!」という考え方をもった同僚が多くいました。
海外の職場の人間関係
職業によって異なりますが、フレンドリーな人たちが多いです。
上司と部下という縦関係ではなく、横関係が強かったです。
日本で仕事をしていると会社内は仕事の話が多いと思いますが、海外では上司と家族やプライベートの話をすることもよくあります。
海外ではプライベートな会話を通じて互いの信頼感を築くために重要な手段になっています。
海外では有給消化が当たり前
多くの人が家族との時間を過ごすために有給を取ります。
仕事も大切だけど、家族との時間も大切にしたいと考える人が多いからです。
有給制度に関しては日本よりも充実していました。
海外の仕事は残業がない?
残業はありません。
残業をする人は能力が低いと思われるため、与えられた業務を時間内に終わらすことが求められます。
そもそも海外ではあまり残業という認識はありません。
仕事が終わる時間になるとすぐに帰宅する方が大半です。
仕事の飲み会などもありません。
仕事とプライベートがはっきりと分かれています。
海外で仕事をして辛いこと
海外で仕事をしていて辛かったことは、
- 言語の違いとコミュニケーション
- 自己主張
の2点が本当に辛かったです。
仕事でのコミュニケーション
海外で仕事ををする上で最初に頭に浮かぶことは言語ではないでしょうか?
今では世界中に日本の企業が進出していて、支社や現地法人で働く機会も増え、日本人社員として派遣されて働くことも多いと思います。
しかし、お客さんは日本人ではなく外国人がほとんどです。
現地の言葉は仕事をする上では欠かせないスキルです。
上手くお客さんと会話が出来ないストレスから、海外生活を楽しめずに帰国する人も多くいます。
海外での生活にも言葉が必須
日本で普通にしていることを海外では現地の言葉で全てしなければなりません。
買い物、賃貸契約、銀行、病院、保険など日本語でも難しかったりめんどくさい手続きを現地の言葉でコミュニケーションを取りながら行う必要があります。
考えただけで、頭がおかしくなりそうですよね?
他にも、外国人だからと言ってタクシーやレストランでぼったくりに合うこともあります。
日本ではあり得ないことですが、現地の言葉で言い返せる語学力がないと損をすることも良くあります。
海外で仕事するための第一歩は、現地の言葉でコミュニケーションを取れる語学力が必要です。
自己主張
日本よりも自己主張が強い海外では、きちんと相手に自分の意見を話せないといけません。
よく同僚や上司から意見を求められることもあります。
日本人特有の”言わなくても雰囲気で分かる”というのは海外では通用しません。
思ったことは発言するのが当たり前の世界です。
日本人にとっては自己主張は苦手な分野ですが、海外ではとても重要なスキルの1つになります。
幼い子どもが受けるスピーチセラピーなんかもあるぐらいコミュニケーションが重要です。
お店などでもクレームを伝えるお客さんを見ることは少なくありません。
裁判に発展する場合もよくあります。
それは、自分の意見を主張することはとても大切と考えられているためです。
しっかりと自己主張ができるようになるのも海外で仕事をする上で大切なポイントです。
スピーチセラピーとは?
子供にコミュニケーションの目的や意味を教えることを目的としたセラピーです。
自主的に会話ができるように促すことを目的としています。
海外で仕事をする目的を持つ
最後に1番大事なことは、「なぜ海外で働きたいのか?」の質問に答えれるぐらいしっかりとした目的を持つことです。
海外に住むと、食べ物、習慣などの生活の変化からストレスが溜まります。
日本に住んでいる方がよっぽど楽です。
それを打ち砕くためにも、しっかりと海外で仕事をする目的を持つことをオススメします。
家族、恋人、友人、趣味、何でもいいですが海外に住む目的があれば、あなたのモチベーションを上げることができます。
目的があるだけで毎日楽しく仕事ができると思います。
まとめ
海外で仕事をすることは楽しいことだけではありません。
日本の職場環境からすると楽しいと思えることはたくさんありますが、辛いことの方が多いかと思います。
個人の受け取り方で変わってくるのは確かです。
海外で仕事をする上で大切な3つのことは、
- ❶ 現地の言葉でコミュニケーションを取れる
- ❷ 自己主張をしっかりとする
- ❸ 海外で仕事をする目的をしっかり持つ
この3つが揃っていれば、どこの国でも仕事ができると思います。
是非、この3つを心に留めて、意識しながら海外で働く準備をしてください。
3つとも身につけることができれば、海外で楽しく仕事をすることができるはずです。