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エアーサロンパスの正しい使い方をご存知ですか!?
筋肉痛・筋肉疲労といった症状がある時にすぐに痛みを緩和してくれるエアーサロンパス。
もう50年以上の歴史のある久光製薬の大ヒット商品なんです!
筋肉痛や筋肉疲労が出たらエアーサロンパスをとりあえず使う方も多いのではないでしょうか?
今回はエアーサロンパスの正しい使い方と体の部位別に副作用をまとめました。
このページの目次
エアーサロンパスの使い方
エアーサロンパスに記載されている使用上の注意をしっかり読んでください。
❶ エアーサロンパスの成分に対してアレルギー反応を起こしたことのある方は使用できません。
エアーサロンパスの主な成分
・フェルビナク
・l-メントール
・dl-カンフル
・サリチル酸メチル
・サリチル酸
・グリコール
・ユーカリ油
・グリチルレチン酸
※商品によって違いますので、購入時にご確認ください。
❷ 次の部位には使用しないでください。
・眼または眼の周囲
・ケガをした箇所および鼻などの粘膜
・痒い所や皮膚にブツブツと発疹がでている
❸ 使用前にはよく振ってください
❹ エアーサロンパスの成分を吸ったことによるめまい、吐き気などの症状を起こすことがあるため、できるだけ吸わないこと。
また、周囲の方にも十分注意して使用してください。
❺ 皮膚が凍ることがあるため、使用する箇所まで約10cmの距離でご使用ください。
また、同じ個所に3秒以上連続して使用しないでください。
❻ 大量・広範囲に使用しないでください。
基本的な内容ですが、使用する距離や噴射する時間にはよく注意して使ってください。
特に粘膜に対して刺激が強いので皮膚の弱いところや肛門、股間周辺の使用にも要注意です!
スプレータイプになっているので、周りの人に臭いや内容物が飛ぶことがあります。
使う時は周りに気をつけて使ってください。
部室などの小さな部屋で使うと臭いが充満して換気してもなかなか取れません。
体の部位別のエアーサロンパスの使い方
エアーサロンパスの正しい使い方を体の部位別にまとめました。
捻挫や打撲などの場合は痛む箇所へ集中的に使ってください。
筋肉疲労の回復目的や、関節痛、アイシングに使う場合は部位別に正しく使うとより効果的にエアーサロンパスを活用できます。
エアーサロンパスのふくらはぎへの使い方
ふくらはぎに熱や張りを感じたら、足首の裏からふくらはぎにかけて使用してください。
運動や部活の練習後など、ふくらはぎがパンパンになって疲労が溜まると動きに影響が出ます。
また、肉離れやふくらはぎの慢性的な痛みが起こる原因にもなります。
運動をする上で重要なふくらはぎの筋肉がちゃんと機能しないと、大きなケガにつながることもあります。
エアーサロンパスのふとももへの使い方
太ももに張りや軽い痛みを感じた時にエアーサロンパスを使用してください。
太ももの前側を中心に吹きかけてください。
疲労を回復させ、疲れを溜めない柔軟な筋肉を作るのに役立ちます。
試合や練習後のアイシングの代わりに使うことができます。
エアーサロンパスのお尻への使い方
運動の直後にお尻の外側の股関節にかけて広い範囲で使用してください。
股関節を支えているお尻の筋肉の疲労回復に効果的です。
お尻の筋肉はさほと張りや痛みを感じることはありませんが、運動機能が豊富な大きな筋肉です。
疲れが残ると体のキレが悪くなります。
エアーサロンパスと併せて、ストレッチやマッサージでお尻の筋肉をケアすることも大切です。
エアーサロンパスの腰への使い方
腰に疲労が溜まったり、慢性的な腰痛の方にもエアーサロンパスがオススメです。
腰回り全体にかけて腰の広い範囲で使用してください。
運動をする上で大切な腰まわりに張りがあると体の動く範囲が狭まります。
本来動いていた可動域が狭くなり、今まで通りのプレーができなくなることもあります。
また、体幹を充分に使えなくなり、肩やひじなどに負担が増えて、他の箇所を痛めてしまうことがあります。
運動の前と後にしっかりストレッチを行い疲労回復にエアーサロンパスを使用して冷やすことで血液循環がよくなります。
エアーサロンパスの肩への使い方
肩の疲労を取ったり、アイシングの代わりにエアーサロンパスを使っても大丈夫です。
肘の上辺りから鎖骨の手前ぐらいまで広範囲で使ってください。
背中側の肩甲骨周辺にまで肩の筋肉は広がっています。
まんべんなく広範囲の筋肉をケアする時にスプレー式のエアーサロンパスがとても便利です。
筋肉の疲労を抑え、翌日に違和感を残さないためにもスポーツの直後に使うことをオススメします。
エアーサロンパスの肘への使い方
野球やテニスなどひじに負担がかかるスポーツも多いです。
練習や試合の後にアイシングの代わりにエアーサロンパスが使えます。
肘の内側を中心に手首から肩の手前まで全体的に使ってください。
ひじはひねる動作が加わるので大きな負担がかかりやすい部位です。
アスリートが悩まされることが特に多いのが肘です。
複雑な形の関節がある肘にも貼り付けタイプの湿布より、エアーサロンパスは適しています。
エアーサロンパスの副作用
スポーツの後、すぐに使えて便利なエアーサロンパス。
基本的には皮膚に使うスプレー式の外用薬ですので副作用は少ないですが、少ならからずあります。
同じところに1日に何度も使っていると下記のような症状が出ることがあります。
- 皮膚が赤くなる
- 皮膚がブツブツになる
- 慢性的に痒さが残る
- 皮膚を触っただけで痛む
- 水ぶくれができる
また、エアーサロンパスの成分を吸うことによるめまい、吐き気、嘔吐などを起こすこともあるようです。
まとめ
エアーサロンパスの使い方は、
- 約10cm以上の距離
- 3秒以上連続で使わない
- 人がいるところでは使わない
の3点がポイントです。
また、痛みの原因や体の部位に合わせた使い方があるので正しく使うとより効果を発揮します。
1日に何度も同じ箇所へ使ったり、周りに人がいる狭い場所で使うと副作用もあります。
使いすぎにはくれぐれも注意して、エアーサロンパスを効果的に使ってください。
決していたずらで友達の皮膚の弱いところに使ってはいけませんよ!