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時計の電池にエネループを使っていると電池が切れるの早くないですか?
徐々に時計の時間が狂うことも良くあります。
実はエネループやアマループ※などのは時計の電池として適していないんです!
生活に欠かせない時計が遅れたり止まったりすると困りますね。
そこで、今回はエネループなどの充電式電池を時計で使うと狂う原因と対処法についてまとめました。
※アマループはAMAZONの充電式電池の通称です。
このページの目次
エネループなどの充電式電池で時計が狂う原因
エネループやアマループなどの充電式電池のほとんどは、”ニッケル水素電池”です。
充電式で、1.2Vの電圧で出力されるようになっています。
時計の機械部分(クオーツ)は乾電池を想定して作られています。
乾電池は1.5Vの電圧で出力されます。
1.2Vしか出力できないエネループで1.5Vを出力しようとすると電池の電気がすぐになくなってしまいます。
そのため、時計の電池がすぐに切れ時計が止まってしまったり、時計が狂う原因になっています。
エネループなどの充電式電池で時計が狂う対処法
エネループやアマループなどの充電式電池は時計で使うのはオススメできません。
なるべく乾電池を使ってください。
エネループで動かないことはありませんが、時計が止まったり切れたりする原因になります。
時計にオススメの電池はマンガン電池です。
百円均一で売っているマンガン電池で大丈夫です。
エネループの技術開発
新しいエネループでは時計で使うこともできるように技術開発が進んでいます。
アマループや、他のメーカーのニッケル水素電池はそこまで技術開発が進んでいる可能性は低いです。
時計にエネループが使えるか確認する方法
時計にエネループやアマループなどの充電式電池が使えるか確認するためには説明書を読んでください。
ほとんどの時計の説明書に充電式電池が使えるか使えないかの記載があります。
注意事項に、”充電式電池を使用しないでください”等の記載があれば充電式電池は使わない方がよいでしょう。
特に電波時計では電池によって電波を正確に受信できないことがあります。
正確な時間を知るために電波時計を使っていても電池が原因で時間が狂っていたら意味がありません。
説明書を良く読んで、電池を選んでください。
エネループなどの充電式電池が適している電子機器
エネループなどの充電式電池は電池交換を頻繁に行う電子機器類に適しています。
デジカメ | ○ |
音楽プレーヤー | ○ |
ICレコーダー | ○ |
電子辞書 | ○ |
マウス | ○ |
キーボード | ○ |
電気ひげ剃り | ○ |
電気バリカン | ○ |
電動歯ブラシ | ○ |
電気美容機器 | ○ |
ラジコン | ○ |
ミニ四駆 | ○ |
プラレール | ○ |
おもちゃ類 | ○ |
ゲーム機 | ○ |
懐中電灯 | △ |
トランシーバー | △ |
ラジオ | △ |
ラジカセ | △ |
リモコン | △ |
時計 | △ |
逆に、電池を長い間入れて使える電子機器類にはあまり向いていません。
懐中電灯に入れて使うと乾電池よりも暗いときもあります。
時計にオススメの電池
時計にオススメの電池はマンガン電池です。
市販の電池にはマンガン電池とアルカリ電池があります。
マンガン電池の方が時計のように少ない電力を長期間使う時に向いています。
しかし、電波時計にはアルカリ電池を使うことが推奨されています。
電波時計は電波の受信や、自動で針を合わせたりする時に強い電気を必要とすることがあるからです。
マンガン電池の特徴
- 弱い電気を使う機器に適している
- アルカリ電池より安い
- 電気を使わない時に少し回復する
- 液漏れした時にアルカリ電池より被害が少ない
アルカリ電池の特徴
- 電力と電圧が大きい
- 大きな電力を使う機器に適している
- 大きな電力を続けて使う時に適している
- 液漏れした時に損傷が激しい
まとめ
時計にエネループやアマループなどの充電式のニッケル水素電池を使うと電池がなくなって止まったり、時計が狂ったりする原因になります。
また、充電式電池の寿命を短くする原因にもなります。
時計にはマンガン電池がオススメです。
もし、エネループなどの充電式電池を使っている場合はマンガン電池に入れ替えてください。
私の家では以前エネループを使っていたら1年に3回~4回掛け時計が止まっていました。
マンガン電池に交換すると2年以上止まっていません。
目覚まし時計はエネループを使っていますが、1年ぐらいで止まります。
エネループやアマループのような充電式電池が向いている機器を理解して上手に活用してください。
充電式電池を使うメリットを最大限に活かすことができます。