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香川県へ旅行へ行くと讃岐うどんを食べるのが定番です。
うどん県とも呼ばれて全国で親しまれています。
しかし、香川県はうどんだけの県ではありません。
あまり知られていませんが、香川県には良質な温泉がたくさんあります。
そこで今回は、香川県の有名な温泉についてまとめました。
このページの目次
香川県で有名な温泉は?
香川県で有名な温泉は5つあります。
- こんぴら温泉
- 塩江温泉郷
- 小豆島温泉
- あじ温泉
- 瀬戸内海温泉
です。
各温泉を順番にご紹介させていただきます!
こんぴら温泉
「金刀比羅宮」で有名な琴平町にある温泉です。
香川県の西側にあります。
海の神様を祀った金刀比羅宮の歴史は古く、江戸時代にまでさかのぼります。
温泉が発見されたのは平成9年と比較的最近です。
温泉が噴出してからは、金刀比羅宮参拝と温泉の両方を楽しめる観光地として人気を集めています。
3つの源泉から毎分400リットル沸き出すお湯は、無色透明でさらりとした肌触りの塩化物泉です。
神経痛、筋肉痛、関節痛、皮膚病などに効果的な泉質です。
こんぴら温泉のお宿
かつては金刀比羅宮の門前町として栄えた風情を残すお宿がたくさんあります。
などがオススメです。
こんぴら温泉へのアクセス
こんぴら温泉郷は香川県仲多度郡琴平町にあります。
車の場合は高松自動車道の「善通寺IC」から約20分です。
電車の場合は「琴平駅」から徒歩約10分で着きます。
こんぴら温泉周辺の観光スポット
定番は金比羅宮の参拝です。
参道口から御本宮まで785段、奥社まで1368段の石段が続いています。
石段の両脇にはたくさんの灯籠・お土産屋さん・うどん屋さんが並びます。
近くには日本最古の芝居小屋「旧金毘羅大芝居(金丸座)」もあります。
こんぴら歌舞伎と呼ばれる舞台が毎年行われており、地元の人々はもちろん、観光客にも親しまれています。
香川県はうどん県としても有名ですが、琴平町は「うどん屋発祥の地」とも言われています。
お隣のまんのう町には、国営讃岐まんのう公園や満濃池もあるので立ち寄ってみてください。
塩江温泉郷
1300年の歴史のある温泉です。
厳しい農作業に明け暮れる農民、難病に苦しむ人々、旅の苦難に陥った人々を救うため、名僧行基が掘り当てたと伝えられています。
その後、弘法大師空海によって全国に広められました。
開湯当初から湯治場として地元の人や観光客に親しまれています。
2000年には日帰り入浴施設の「行基の湯」が完成し、気軽に立ち寄ることが出来るようになりました。
讃岐山脈の山あいにあり、緑豊かで静かな温泉郷です。
泉質は硫黄泉で、やわらかな肌触りが特徴です。
神経痛、リウマチ、皮膚病、糖尿病、美肌などに効能があります。
塩江温泉郷のお宿
香東川のせせらぎに耳を傾け、豊かな自然の中でゆっくりと過ごせるお宿があります。
塩江温泉郷へのアクセス
塩江温泉郷は香川県の中心部、高松市塩江町安原上東にあります。
車の場合は、高松自動車道の「高松中央IC」または「高松西IC」から約40分です。
電車の場合は少し不便ですが、高松駅からバスで約1時間かかります。
車で行くことをオススメします。
塩江温泉郷周辺の観光スポット
塩江温泉周辺は自然の恵みを楽しむことが出来ます。
塩江温泉は讃岐山脈の山あいに位置しているため、山は緑豊かで四季折々の風情を感じれる場所です。
塩江温泉郷の中心を流れる香東川では、毎年6月ごろにたくさんのホタルが見られるため名物になっています。
夏には高松市内から川遊びを楽しむ家族連れにも人気です。
秋には色鮮やかな紅葉を楽しむことも出来ますよ!
小豆島温泉
瀬戸内海に浮かぶ小豆島に湧く温泉です。
小豆島内にはいくつかの温泉が湧出していて、総称を小豆島温泉と言います。
源泉によって
- 小豆島温泉オリビアンの湯(リゾートホテルオリビアン小豆島)
- 小豆島温泉塩の湯(オーキドホテル)
- オリーブ湯(ベイリゾートホテル小豆島)
- サン・オリーブ湯(マルナカ新土庄店)
- 湯元オリーブ温泉(小豆島オリーブ公園)
- 里枝温泉(ベイリゾートホテル小豆島)
とそれぞれ名前が付けられています。
カッコの中が源泉の場所です。
マルナカ新土庄店はスーパーの敷地内に源泉があります。
源泉のある場所によって名前が違いますが、小豆島温泉として1つのくくりで親しまれています。
単純温泉、塩化物泉、硫酸塩泉など源泉によって泉質が違います。
小豆島温泉のお宿
観光地のため、お宿も豊富です。
小豆島は想像以上に広いため、1泊することをオススメします。
- 小豆島国際ホテル
- 小豆島シーサイドホテル松風
- 小豆島グランドホテル水明
- ベイリゾートホテル小豆島
- リゾートホテル オリビアン小豆島
- ホテルグリーンプラザ小豆島
- ビーチサイドホテル鹿島荘
- 湯元 小豆島温泉 塩の湯 オーキドホテル
- 島宿真里
- ニュー観海本館天空ホテル海廬
小豆島温泉へのアクセス
小豆島へは高松港からフェリーで約60分です。
高松港までは車の場合は、高松自動車道の「高松中央IC」または「高松西IC」から約30分かかります。
車は普通車で1台4,990円(運転手1名分含む)、大人は1人690円でフェリーに乗ることができます。
高松駅からバスでも約40分で行くことができます。
神戸から小豆島へのフェリーも出ています。
小豆島温泉周辺の観光スポット
小豆島といえば「二十四の瞳」が有名です。
「二十四の瞳」は小豆島出身の作家の壷井栄が書いた小説です。
映画化されたときのセットや小説の中に出てくる様々な場所が島内の見所です。
映画撮影に使われたセットが並ぶ「二十四の瞳映画村」、木造校舎の「岬の分教場」、主人公の大石先生の家があったとされている「竹生の一本松」などが定番の観光スポットです。
また、小豆島は日本で初めてオリーブの栽培に成功した場所です。
オリーブにちなんだ温泉や公園、オリーブ畑、お土産物もたくさんあります。
グルメは香川県のうどんではなく、そうめんが有名です。
瀬戸内海で取れる新鮮な海の幸も堪能できます。
他にも、寒霞渓、エンジェルロード、小豆島八十八カ所霊場などの観光地があります。
あじ温泉
香川県高松市庵治町にある温泉です。
四国の最北端にあたる場所です。
香川県で最初に認定された、天然温泉の宿「庵治観光ホテル海のやどり」の浴槽に注がれています。
泉質はラジウム泉で、神経痛、筋肉痛、疲労、婦人病、冷え性、高血圧、痔疾などに効能があります。
あじ温泉のお宿
あじ温泉のお宿は1つしかありません。
「庵治観光ホテル 海のやどり」はオーシャンビューのすばらしい景観が最大のポイントです。
露天風呂から、瀬戸内の島々を一望できる景色は壮観ですよ!
あじ温泉へのアクセス
車の場合は高松自動車道「高松中央IC」から約30分です。
電車の場合は高松駅からバスで約45分かかります。
あじ温泉は高松港から車で30分ぐらいの場所です。
小豆島温泉に入った帰りに寄って帰るのもオススメですよ!
日帰り入浴は800円で午前11時から午後3時まで可能です。
あじ温泉周辺の観光スポット
庵治は「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケ地になった場所です。
「純愛の聖地 庵治・観光交流館」では、ロケのセットが復元されていたり、ロケの写真やサインが展示してあります。
また、源平合戦の舞台としても有名です。
平家が船を隠したと伝わる浦「船かくし」などの史跡が点在しています。
美しい海を堪能できる、海水浴場やキャンプ場もあるため、夏場は四国各地から観光客が訪れます。
瀬戸大橋温泉
四国の玄関口の1つ、瀬戸中央自動車道「坂出北IC」のすぐ近くにあります。
常盤公園内の「湯元さぬき瀬戸大橋温泉 瀬戸内荘」で入浴することができます。
弘法大師 空海が、杖で地面とたたくと湧き出てきた温泉という言い伝えがある温泉です。
源泉温や含有成分の質と量などから、医療効果が期待できる「療養湯」として認定されています。
アトピー性皮膚炎や傷の療養のために通う人も多いです。
やわらかな肌触りのお湯と、体の芯まで暖まる保温力が魅力的なラジウム泉の温泉です。
神経痛、筋肉痛、婦人病、冷え性、高血圧、皮膚病などに効能があります。
瀬戸大橋温泉のお宿
「湯元さぬき瀬戸大橋温泉 瀬戸内荘」で入浴と宿泊が可能です。
四国八十八ヶ所巡りの第78番札所「郷照寺」と第79番札所「天皇寺」の中間地点に位置しています。
とても交通の便のいい場所にあるお宿です。
周辺にはいくつか日帰り入浴が可能な施設もあります。
瀬戸大橋温泉へのアクセス
香川県坂出市常盤町にあります。
車の場合は瀬戸中央自動車道「坂出北IC」から約1分です。
電車の場合は坂出駅からタクシーで約8分かかります。
瀬戸大橋温泉周辺の観光スポット
瀬戸大橋温泉は香川県坂出市の常磐公園内にあります。
常盤公園は桜の名所として知られ、春には約500本の桜が咲き乱れ、桜のトンネルを見ることが出来ます。
瀬戸大橋も間近に見ることもできるため、夜になるとライトアップされると夜景スポットとしても人気です。
第78番札所郷照寺、第79番札所天皇寺も近くにあります。
坂出市内やお隣の丸亀市には有名なうどん屋さんや地元の人だけが知る隠れた名店も多く点在しています。
うどんツアーで香川県を訪れるときにはオススメの温泉です。
日帰り入浴は日曜~金曜日の16時~21時の間で受付しています。
まとめ
香川県で有名な温泉は5つあります。
- こんぴら温泉
- 塩江温泉郷
- 小豆島温泉
- あじ温泉
- 瀬戸内海温泉
です。
香川県といえば讃岐うどんが有名で全国からうどんを食べに多くの観光客が訪れます。
あまり知られていませんが、良質な温泉もたくさんあります。
面積は全国の都道府県の中で最小で、とても小さな県です。
小さい分、県内の移動には時間がかからず観光しやすいのがメリットでもあります。
温泉の周辺にも観光できる場所もたくさんあります。
ぜひ、香川県の温泉もうどんや観光と一緒に楽しんでくださいね!
香川県でお待ちしております!
こんぴら温泉の写真は663highland様に帰属しています。
金刀比羅宮の写真はToto-tarou様に帰属しています。
香東川の写真はBakkai様に帰属しています。
小豆島温泉の写真は663highland様に帰属しています。
二十四の瞳映画村の写真は663highland様に帰属しています。
世界の中心で、愛をさけぶの写真はCaptain76様に帰属しています。
郷照寺の写真はReggaeman様に帰属しています。