サルモネラ菌による食中毒とは?症状と対策

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食中毒の中でも有名なサルモネラ菌。

感染するとどんな症状が出るのでしょうか?

潜伏期間や、発症までの症状治療法サルモネラ菌による感染症の対策についてまとめました。

正しい知識でサルモネラ菌から身を守ってください!

サルモネラ食中毒の症状

サルモネラ菌の写真
サルモネラ菌の拡大写真

サルモネラ食中毒は6時間~72時間(平均12時間前後で発症)の潜伏期間があります。

その後、発症すると激しい腹痛、嘔吐、発熱、下痢などの食中毒症状が起こります。

また、熱は38度から40度近くまであがります。

下痢は水っぽい便が続き、これらが3日~4日程続くとされています。

中には1週間など長引く事もあります。

また、高齢者や幼児などは重症化する可能性もあるので注意が必要です。

サルモネラ食中毒の治療法

病院のイラスト

サルモネラ食中毒になると、抗生物質の投与と整腸剤で治療を行います。

抗生物質はサルモネラ菌の死滅を遅らせる可能性があるため、短期間の投与になることが多いです。

1週間など症状が長引く場合や、重症化した場合には、点滴による治療や入院することもあります。

サルモネラ菌が血中に侵入してしまうと、症状が緩和されずにインフルエンザのような症状が出ます。

更に重症化すると腸に穴が開いてしまうこともあるので、早めに病院に行ってください!

サルモネラ菌を保有するもの

生卵のイラスト

  • 豚肉
  • 牛肉
  • 鶏肉
  • 生肉などを扱った調理器具
  • ペット(犬・猫・亀・爬虫類など)
  • ネズミ・ゴキブリなどの害虫や害獣
  • 用水路

など、サルモネラ菌は日常生活のあらゆる所に存在している可能性があります。

卵は2000個に1個の確率でサルモネラ菌を保有しているといわれています。

一つの卵が持つサルモネラ菌の量では、食中毒を起こすほどのものではありません。

しかし、割ったあとに長時間置いていたり、またかき混ぜた状態で放置することで菌が増殖し、食中毒を引き起こす原因になります。

手作りケーキやマヨネーズからも感染することがあります。

また、感染経路は食べ物だけではありません。

サルモネラ菌を保有する汚染された生肉などを使った調理器具からの二次感染や、不十分な加熱のお肉による食中毒事故も起きています。

ペットの糞尿からの感染や、汚染された箇所に触れることによる接触感染などもサルモネラ菌に感染する原因です。

食中毒と感染症の対策

アルコール消毒しているイラスト

  • 新鮮な食べ物を新鮮なうちに摂る、またはしっかり加熱するようにしてください。
  • 卵は冷蔵保存し、割ったら時間を置かずに食べてください。
  • ❸ 調理器具は汚染された食品に使って、別の食品をそのまま調理することで二次感染しやすいです。
    その都度しっかり洗って、消毒してから使ってください。
  • 生肉の保存は低温で、また長期間保存せずに調理する様にしてください。
  • ペットを触ったらしっかり手洗い消毒をしてください。
  • 料理の前には必ず手洗い消毒してから料理を始めてください。
  • サルモネラ菌は沸騰消毒(75℃・1分以上)や、エタノール消毒が有効です。
    調理器具や手指はこまめに消毒して清潔に保ちましょう。
  • 乳幼児高齢者妊婦さんなど免疫力が低い状態の場合、サルモネラ菌を発症する可能性が高くなります。 
    卵などもしっかりと加熱して調理てください。

まとめ

サルモネラ菌の食中毒は思った以上に身近に危険性が潜んでいます。

サルモネラ食中毒は6時間~72時間(平均12時間前後で発症)の潜伏期間があり、発症すると激しい腹痛、嘔吐、発熱、下痢などの食中毒症状で苦しみます。

サルモネラ食中毒になると、想像以上にしんどいです。

感染経験がある方なら分かって頂けるかと思います。

もう二度と感染したくない病気の1つです。

子供やお年寄り・妊婦さんなどは死亡する危険性も潜んでいます。

しっかりと殺菌・消毒して予防してください。

熱湯消毒やエタノール消毒、市販のキッチン消毒液で十分殺菌・消毒をすることができます。

また、流行時期は7月~9月にピークを迎えます。

暑い時期は食べ物も傷みやすいのでしっかり加熱して調理してください。

夏はイベントが増える時期です。

特にBBQなどは外での調理になる為、食材が温かくなりやすく、菌が増殖する環境になりやすいです。

調理器具には気を使い、しっかり加熱するなどして楽しい思い出になるよう心掛けてくださいね!