国際郵便やEMSが返送されたらどうしたらいい?送料の返還請求ができました!

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国際郵便やEMSが返送されて「返送理由不明」で戻ってきましたか?

郵便が届かない意味が分かりませんよね!?

海外の郵便システムは日本のようにきめ細かいサービスで運用されていないのが実情です。

少し大雑把で、郵便がちゃんと届くと思っていると、落とし穴があります。

私も先日EMSで送った荷物が返送されてきました。

そこで、今回は国際郵便やEMSでが返送された時の対応方法についてまとめました。

私が対応した手順も紹介します。

国際郵便やEMSが返送された!

返送された荷物のイラスト

日本の郵便システムは本当に素晴らしいと思います。

補償の無い普通郵便ですら滅多に紛失されることはありません。

日本郵便の配達事故率は0.001%未満と言われています。

99.999%の確率でちゃんと届くのです。

すごくきっちりした郵便システムが確立されています。

しかし、海外では郵便が届かないことは珍しいことではありません。

高い送料を払った国際郵便が返送されると「なんで返送されたの!?」と思われると思います。

先進国のヨーロッパや北米に送った荷物ですら起こります。

東南アジア、南米、アフリカ、中東、カリブ諸国などに送る場合はさらに心配です。

国際郵便やEMSでの返送理由

荷物に貼られている返送理由のシールの写真

国際郵便やEMSが返送される時、日本郵便から返送理由の説明があります。

また、返送理由が記載されたシールが貼られています。

  • ❶ 宛名不完全
  • ❷ あて所に尋ね当たらず
  • ❸ 受取拒否
  • ❹ 転居先不明
  • ❺ 転送期間経過
  • ❻ 保管期間経過
  • ❼ 輸入不許可
  • ❽ 取戻し
  • ❾ 受取人死亡
  • ❿ 返送理由不明

の10種類が記載されています。

❶ ❷ ❼ ❽は理由が明確です。
責任は送り主側にある可能性が高いです。

❸ ❹ ❺ ❾も理由が明確です。
責任は受取人側にある可能性が高いです。

❻の保管期間経過が返送されるケースが一番多いと思います。
外国では受取人に不在通知や、連絡が無いことは良くあります。
そういった場合、送った国の郵便局は”通知をした”とほぼ間違いなく主張してきます。

問題なのは❿の返送先理由不明で返送された時です。
返送理由が分からなければ、日本郵便で調べて欲しいものです。
しかし、残念ながら調べてもらえません。

国際郵便やEMSが返送されるとどうなる?

返送料金の支払いに納得できないイラスト

国際郵便やEMSが返送された時、EMS以外は返送料金がかかります。

返送料金がかかる郵便物

  • 国際小包
  • 小型包装物
  • 国際eパケット
  • 国際郵便
     他

返送料金がかからない郵便物

  • EMS

返送料金は日本から送った料金よりも高い場合も安い場合もあります。

送った国の国際郵便料金によって変わります。

返送された荷物を受け取る際に支払わなければなりません。

返送理由が❶~❿のどれであっても、送り主が返送料金を支払う必要があります

返送された荷物を受取拒否すると?

国際郵便やEMSで返送された荷物を受取拒否すると、日本郵便に保管されます。

保管された荷物は保管期間が過ぎると破棄されます。

中身が大切な物の場合は、返送料金を払って受け取ることをオススメします。

国際郵便やEMSの調査請求

調査請求書

返送料金を支払い、返送理由も分からず、返送されてきた国際郵便。

納得が出来ない気持ちも良く分かります。

次に出来る事は、調査請求依頼を出すことです。

日本郵便のWEBサイトから調査請求書をダウンロードし、荷物の詳細を送った国の郵便局に調査してもらう請求ができます。

返答まで1ヶ月~3ヶ月ぐらいかかることがあるようです。

返答があればラッキーですが、返答が無い場合もあります。

調査請求で送った国の郵便局や配送会社、または日本郵便に過失が見つかれば、返送料や送料を返還してもらうことができます。

不在票を入れた、入れていないという証拠を見つけることができないケースが多いです。

しかし、調査請求をする以外の手立てはありません。

少ない可能性ですが、調査依頼書に賭ける以外は方法がありません。

調査請求書を印刷・記入し、国際郵便やEMSを送った郵便局の窓口に提出してください。

EMSが返送されて対応した手順

海外から荷物が戻ってくるイラスト

返送されたEMSを受け取って、私が対応した手順をお伝えいたします。

EMSでオランダに送った荷物が返送されて戻ってきました。

EMSで発送したので、返送料は払っていません。

対応した手順は、

  • ❶ EMSが返送されてきた
  • ❷ 受取人に連絡
  • ❸ 追跡番号で調査
  • ❹ 荷物の再送
  • ❺ 調査依頼書の提出
  • ❻ 料金返還請求書の提出
  • ❼ 郵便料金の返還

です。

❶ EMSが返送されてきた

仕事の関係で15年以上年間100件超えの荷物を海外に送っています。

過去に何度か返送されてきたことがあります。

EMSは返送料がかからないことを知り、ここ数年はEMSで荷物を送るようにしています。

今回もEMSで送っていたため、返送料はかかりませんでした。

❷ 受取人に連絡

返送された荷物を受け取ったらすぐに受取人に連絡をしました。

荷物が返送されてきたけどどうしたら良いか相談しました。

もちろん、記載した住所に間違いがないかも確認しました。

受取人から聞いた住所に間違いがあったり、受け取れなかったと返信があれば送料を再度請求することを考えていました。

しかし、

  • 住所は間違っていない
  • 配達された通知もない
  • すぐに再送して欲しい
  • 送料はどうする?

と返信が届きました。

受取人が優しい方だったので、すぐに送料のことを聞いてきてくれました。

お互いに過失がないと判断し、2回目の料金は折半で支払うという提案で納得してもらいました。

でも、再度送料を半額負担するのに納得ができませんでした。

❸ 追跡番号で調査

日本郵便の追跡情報ではお届け済みになっている

こちら側に残っている情報は返送された荷物、追跡番号と追跡情報の2つしかありません。

返送された荷物には”返送理由不明”のシールが貼られていました。

そこで日本郵便のWEBサイトで追跡番号を調べました。

日本郵便側では”お届け済み“になっていて、その後にまた”保管”となっていました。

オランダの郵便局では受取人と配達先が違う

次に、オランダ郵便”Post NL”に追跡番号を入力して調べることにしました。

そうすると、受取人と配達先住所が違う住所になっていました。

ここで、オランダ郵便側に過失があると判断しました。

国によって追跡情報で表示される情報は違うと思いますが、オランダの場合は詳細な情報もデータベースに登録されていました。

運が良かったと思います。

シンガポールやアメリカに送った荷物は配達の経路や郵便番号までしか検索できませんでした。

ただ、送った先の追跡情報システムを調べることは重要なポイントです。

日本の追跡情報以外の情報も得ることができるからです。

❹ 荷物の再送

新しく梱包したイラスト

受取人からすぐに再送して欲しいと連絡があったので再びEMSで再送しました。

オランダ郵便側に過失がある可能性が高かったので、料金は一旦負担しました。

この時に、返送されてきた荷物をそのまま送るのではなく新しく梱包して、返送された空箱は取っておきました。

調査請求の際に一緒に提出するためです。

❺ 調査依頼書の提出

郵便局の窓口のイラスト

荷物を再送して、郵便局の窓口に調査請求書を提出しました。

窓口の担当者はレアケースなので慣れていません。

背広を来た担当者の方が出てきて、話を聞いてもらい、調査請求書を受理してもらいました。

この時に一緒に提出した書類は、

  • 日本郵便の追跡情報を印刷した物
  • オランダ郵便(Post NL)の追跡情報を印刷した物
  • 受取人とやりとりしたメールを印刷した物
  • 返送された荷物の全方向からの写真
  • 送った時のレシートのコピー
  • 返送された荷物の空箱
     です。

小さな郵便局の場合は担当者がいない可能性が高いです。

発送した郵便局に一旦提出し、担当者から連絡があることもあるようです。

発送した郵便局を管轄している大きめ郵便局に提出する方が良いかも知れません。

例えば、東京立川市の場合だと、立川錦郵便局で発送した場合、立川郵便局が集配や配達の拠点になっています。

調査請求書を立川郵便局に提出する方がスムーズかと思います。

郵便局によって受け取ってもらえないこともあるかも知れませんが、担当者から連絡を待つより直接話をする方が早いと思います。

❻ 料金返還請求書の提出

調査依頼書を提出すると、オランダ郵便に調査をかけると返答を頂けました。

「返答まで1ヶ月以上かかります、海外の郵便局は日本のようにきっちりしていないので返答があるかも分かりません。」とのことでした。

同時に料金返還請求書を頂きました。

日本郵便側がオランダ郵便(Post NL)の過失を認め、料金を返還してもらえることになりました。

オランダ郵便の追跡情報の”受取人”と”配達先住所”が違ったことが理由です。

返還請求書は振込先と住所氏名を記入し、押印してポストに投函するだけです。

❼ 郵便料金の返還

郵便局のイラスト

1週間後に1回目に送った郵便料金が返還されました。

過失が認められれば、あっさり返還してもらえることが分かりました。

調査請求を送ってから1ヶ月経っていますがまだ返答はありません。

過去に何度か国際郵便やEMSが返送されましたが、今回のように返還されたのは初めてです。

受取人にも返還請求が通ったので2回目の送料を請求せずに済みました。

まとめ

国際郵便やEMSが返送されると「返送理由」がある場合と無い場合があります

返送理由があれば納得できますが、無い場合は納得できません。

EMS以外の方法で送ると返送料金も支払わなければいけません。

受取を拒否すると荷物は破棄されてしまいます。

返送された荷物を受け取った後に出来ることは調査依頼を出すことです。

現状では調査請求以外の方法が無いのが実情です。

海外に荷物を出す時は料金が高くでも、EMSで送ることをオススメします。

返送された時に料金がかかりませんし、追跡情報を詳しく調べることもできます。

私の場合は送った国の追跡情報から送った国の郵便会社の過失を見つけました。

その後、送料を返還してもらうことができました。

全てのケースで対応できるかは分かりませんが、私の経験が国際郵便やEMSが返送された時のお役に立てば幸いです。