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オフィスや自宅などいつでも利用出来る便利なウォーターサーバー。
いつでもお湯や冷水が出るのはなぜなのでしょうか?
そこで今回は、ウォーターサーバーからお湯や冷水が出る仕組みについてまとめました。
ウォーターサーバーを置くメリットとデメリットについてもご紹介します。
このページの目次
ウォーターサーバーからお湯はなぜすぐに出るの?
ウォーターサーバーに設置する水は常温ですよね?
出てくる水はお湯や冷水です。
実はウォーターサーバーの中は冷水と温水のタンクに分かれています。
温水のタンクは”シーズヒーター”と言って金属の棒を加熱することで水を温めています。
これは電気ポットや蚊取り線香のような金具の付いた電気コンロなどと同じ仕組みです。
種類によっては夜間などは温水の温度を低く保ち、消費電力を節約するモードが搭載されているウォーターサーバーもあります。
ウォーターサーバーから冷水がなぜすぐに出るの?
ウォーターサーバーから冷水が出る仕組みは2通りあります。
ひとつは「電子式」です。
電子式はペルチェとよばれる電子部品を冷水タンクに設置し、そこに電気を通すと温度が下がる仕組みになっています。
常温の水を冷やすには3時間程度必要です。
静音性には優れていますが、排熱用のファンが必要なため消費電力が多くなります。
もうひとつは「コンプレッサー式」です。
コンプレッサー式は冷蔵庫などと同じ仕組みです。
コンプレッサー式の方が短時間で水を冷やすことが出来ます。
大容量にも対応できるため、業務用のウォーターサーバーなどにも用いられることが多いです。
ウォーターサーバーのメリットとデメリット
ウォーターサーバーを導入するメリットとデメリットについてもまとめてみました。
もしまだ導入していない場合は、メリットとデメリットを踏まえて考えてみてください。
ウォーターサーバーを導入するメリット
ウォーターサーバーを導入する1番のメリットは冷水と温水がいつでも飲める事です。
コーヒーやカップ麺などもすぐに作れますし、お湯を沸かしたり水を冷やす手間が必要ありません。
また、水の種類も好みのものを選ぶことが出来ます。
天然水などのミネラルが多い水や、RO水とよばれる水道水をろ過したお水など、好みの口当たりのお水を選べます。
定期的に新しい水を自宅まで配達してくれるため買いに行く手間もかかりません。
必要な数だけ水の入ったボトルを購入するだけです。
ウォーターサーバー自体はレンタルできるため、電気代と水代だけでウォーターサーバーを導入することができます。
キャンペーンでウォーターサーバーを無料で提供してくれる業者もあります。
ウォーターサーバーを導入するデメリット
ウォーターサーバーと水の置き場所を確保しなければいけません。
水を置くだけなのに、結構な場所を取ります。
ボトルも毎月いくつか購入すると場所を取ります。
もう1つのデメリットは水を購入しなければいけないことです。
普段水を購入することがないご家庭には水代が負担になります。
また、ウォーターサーバーは常に電気に繋いでおく必要があるため電気代もかかります。
ウォーターサーバーだけを購入する方法!
ウォーターサーバーだけを購入して使っている方もいます。
AMAZONや楽天でウォーターサーバーを購入し、水は水道水や、地方の方は湧き水などをペットボトルに入れて使います。
水代が毎月かかるわけではないので、賢い使い方です。
もちろん、冷水とお湯もすぐに出すことができますよ!
また、通販でお水だけを買うこともできますよ。
ウォーターサーバー本体
ペットボトル対応のウォーターサーバー
ウォーターサーバーはなぜ無料レンタルなの?
多くの場合ウォーターサーバーは水を提供する会社から無料または格安で貸してもらえます。
アクアクララやクリクラなどが有名です。
毎月お客様が水を購入する代金の利益の中からウォーターサーバー代を水の会社が支払っています。
水は1リットル辺り50円前後で販売していることが多いです。
水自体の原価を考えるとほぼ0円に近いですが、輸送費、容器、ウォーターサーバーの費用と利益が50円の中に含まれています。
ウォーターサーバーの費用分の支払いが終わると水の会社は利益が増える仕組みになっています。
お水の業界も厳しいようで、契約当初は赤字になっている場合も多いみたいです。
まとめ
ウォーターサーバーからお湯がすぐ出る仕組みは電気ポットと似た仕組みです。
ウォーターサーバーは冷水用のタンクと温水用のタンクに分かれています。
温水タンクにある金属の棒(シーズヒーター)が、水を温めることで常にお湯が出る仕組みになっています。
冷水が出る仕組みは2つあり、電子式とコンプレッサー式です。
電子式は静音性にはすぐれていますが、消費電力が高いため現在では少なくなってきています。
冷蔵庫と同じ仕組みのコンプレッサー式が現在の主流で、大容量のウォーターサーバーなどにも対応しています。
ウォーターサーバーは手間がかからず、美味しい水やお湯がすぐに出てきて便利ですが、毎月水代と電気代がかかります。
ウォーターサーバーを導入する時は、水の販売業者の利益の仕組みを知るとなぜ無料で導入できるのかも分かります。
導入する前にはメリットやデメリットを把握して導入してくださいね。