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子供の習い事として、よく聞く公文と学研。
どちらも近くに教室があったり、お友達が習っていたり、子供を通わせるとしたらどっちを選べばいいのか迷いますよね。
公文と学研はどう違うのか?
自分の子供にはどちらが合っているのか?
今回は公文と学研の違いについてまとめました。
公文と学研はどう違う?
公文も学研も幼児から高校生まで幅広い子供に勉強を教えています。
教室へ通い、先生に個別に答え合わせをしてもらい、宿題として自宅学習をする必要があるのも同じです。
どちらも、国語・算数(数学)・英語を基本としてはいますが、進め方に違いがあります。
公文は、公文式と言われるように、創始者の子供への想いが反映された「計算」に特化した学習方法です。
学年や年齢、教科書に関係なく、能力に応じて”自分の力”で解いていくことで学力を伸ばします。
学研は、学習指導要項を軸にした教材です。
学校の勉強を時間を開けて、繰り返しながら進めることで、基礎から応用まで身に着けられるようになっています。
また、進められる子は先取りすることも出来るようになっている学習方法です。
公文の特徴は?
公文式は国内に16,300教室以上あり、海外にも8,000教室以上ある世界的な学習方法です。
地方にも教室があるため、学習塾より身近に感じている方もいるのではないでしょうか?
自宅の近くで学ばせたいと考えると、それほど遠くないところに教室が見つかります。
プリントを使って自分で学習する習慣が身につく方法を採用しています。
気になるお値段は、自宅学習の習慣づけや、本格的な国語・算数の学習に向けて、小学生を通わせる時は、1教科あたり月会費で6,480円です。
入会金はありませんが、1教科あたりの料金制を採用しています。
国語・算数・そして、これからは学校でも学習するようになる英語も始めると、月謝は19,440円となります。(教室によっては別途冷暖房費がかかることもあります。)
学習時間は、何教科でも週に2回の教室で、1教科30分程からスタートします。
教室のない日は自宅での学習に充てる為に宿題が出ます。
学研の特徴は?
自宅周辺で教室を探してみると、学区内で通える範囲に見つけることができます。
学研もオリジナルのプリントを使った勉強方法を採用しています。
学研は、小学1年生を例にとった場合、算数・国語コースとして2教科セットになっています。
月謝が8,640円です。
また、英語も学ばせたい時は算数・国語・英語コースとして3教科セットで12,960円です。
入会時にのみ5,400円が入会金として必要です。
学習時間は、週に2回で、1時間程度です。
学研も自宅学習の定着の為、宿題が出ます。
公文か学研の決め手は?
勉強する教科や入会金など、公文と学研には違いがありますが、どちらを選ぶべきかどうのように決めたらいいのでしょうか?
学習は、継続して力をつけるものですのです。
月謝や入会金も選ぶポイントですが、長く通う為には子供にとって負担にならないことも大切です。
1教科だけ学習するのか、3教科学習するのか、受験を視野に入れているか、なども決め手になります。
先生との相性は子供にだけでなく、親にとっても大切な決め手です。
また、子供の性格ややる気と学習方法が合っていないと続きません。
教えてもらいながら進めたい子に、自分で考えて解くという学習は楽しくありません。
自分で出来るようになるのが楽しくて、どんどん難しい問題を解いていきたい子もいます。
そんな子にとっては基礎を大切にしていく勉強はつまらなく感じてしまうこともあります。
子供が、どちらに向いているのかが何より大切な決め手です。
公文か学研か決めるためのポイント
公文も学研も定期的に無料体験学習を開催しています。
どんな教材を使っているのか、どんな雰囲気で行われているのか、集中して取り組める環境か、など実際の教室に行ってみないとわからないことはたくさんあります。
近くの教室の先生に会うと、学習のやり方や人柄なども見ることができます。
公文と学研、どちらも近場で行われている学習教室ですがそれぞれに違いはあります。
子供が続けていくにはどれを選んだらいいか、両方体験させてみてから決めるのもポイントです。
無料体験学習は新学期が始まる前や長期休みの間に行われることが多いです。
まとめ
公文と学研はどちらも近くにあることが多い教室です。
教室に通わせたり、宿題が出て自宅学習を習慣づけるところも同じです。
大きな違いは、公文式は自分で学ぶ力を身につける学習に対し、学研は学校の学習指導要領に基づいた勉強を行います。
公文式は学年や年齢に関係なく、小学生が高校生の数学を勉強しているようなケースもあります。
子供を通わせるならどちらにするか迷っているお父さん・お母さんは両方の無料体験教室などにお子様を参加させ決めてください。
一番大切なのは、お子様がどちらの学習法に興味を示すかがポイントです。
私も小学校3年生まで公文式に通っていましたが、難しくなるにつれて問題を解くのが苦痛になり、止めてしまいました。
今思うと、もっとちゃんと通って勉強しておけばよかったと思っています。
子供の頃に算数や国語の問題が楽しく解けていれば、後々苦労しなかったと今は感じています。