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在日米軍基地で仕事がしたい!
でもどうやって応募したらいいの?
どんな職種があるの?
様々な疑問があると思います。
米軍基地での仕事内容や雇用形態は様々です。
今回は米軍基地内の仕事内容や雇用形態についてまとめました。
このページの目次
米軍基地の雇用形態と仕事内容
米軍基地の雇用形態は、
- 日本企業による雇用
- 日本政府による雇用
- 派遣会社による雇用
の3つのあります。
日本企業による雇用
日本企業に雇用され、米軍基地で働いている方もいます。
就職して勤務先が米軍基地になった方や、希望して働いている方など様々です。
日本企業の社員として米軍基地で仕事ができるかどうかは、企業が米軍基地と契約している場合に限ります。
厚生年金や社会保険などの福利厚生が充実していることや、仕事が合わない時は転職せずに異動できるなどのメリットがあります。
転職サイトなどで募集がかかることもよくあります。
日本企業の米軍基地での仕事内容
米軍基地と契約している日本企業に多いのは、
- 携帯キャリア会社
- 運送会社
- 建設会社
- サービス業
などが多いです。
日本企業に所属しながらで米軍基地の中で仕事をしたい方にオススメの雇用形態です。
日本政府による雇用
米軍から人員要求があるときに日本政府から仕事が募集されます。
軍雇用員と呼ばれており、非常に狭き門です。
「独立行政法人 駐留軍等労働者労務管理機構」のWEBサイトで募集が行われています。
サイトから応募用紙をダウンロードして応募します。
履歴書のような用紙に資格、職務経歴、職種希望など細かく記入しなければいけません。
準公務員扱いにとなるので給料や手当が充実しています。
そのため、応募数が募集人数の割に多く、資格や職務経歴が重視されています。
日本政府が募集する米軍基地での仕事内容
軍雇用員としての仕事には様々な職種がありますが、募集人数が数名しかない場合がほとんどです。
専門職から一般職まで幅広いのが特徴で、1,000種類以上の職種があります。
- 事務仕事
- パソコン関連業務
- 教師
- 歯科医
- 医者
- 警備員
- サービス業
など多種多様な仕事があります。
常用従業員と臨時従業員の二種類があります。
資格、英語能力、専門知識、職務経歴がある方が採用される確率が高いです。
独立行政法人 駐留軍等労働者労務管理機構
米軍側から日本政府への人員要求があった際の求人情報を管理している防衛省管轄の独立行政法人。
日本政府からの募集はこちらから行われている。
独立行政法人 駐留軍等労働者労務管理機構WEBサイト
派遣会社による雇用
日本の派遣会社から米軍基地に派遣されて仕事をすることもあります。
派遣会社に登録し、仕事の依頼を受けた後に米軍基地に派遣されて仕事をするという形です。
給与や仕事の内容は日本の派遣会社に登録しているので国内の派遣先で働くのと変わりません。
米軍基地で一時的に働きたい方や、アルバイト・パートの変わりに派遣会社に登録している方など様々な方が働いています。
最初の2つよりも簡単に仕事を見つけることができるのが特徴です。
派遣会社の米軍基地での仕事内容
派遣会社から派遣される仕事はサービス業が多いです。
- 清掃業
- サービス業
- 通訳や翻訳業
など
派遣会社なので短期と長期の仕事があります。
基本的には給与は時給で福利厚生面は最初の2つよりも劣ります。
米軍基地で仕事を始めるために
具体的に米軍基地で仕事を始めるポイントをお伝えします。
❶ 自分を知る
日本国内で仕事をする場合でもそうですが、今の自分を知ることは仕事を探す上で最も重要なことです。
どんな仕事をどの程度できるのか、どんな仕事に応募できるかを考えてください。
資格を持っていない方や、英語ができない方は自分の得意分野などから仕事を探してみてください。
新卒採用の時に散々言われる自己分析が大切です。
❷ 就きたい仕事とのギャップを知る
誰でも好きな仕事にすぐに就けるわけではありません。
今の自分と仕事の募集要項のギャップを知ることはとても大切です。
仕事によって最低限必要な資格や、職務経験など色々と応募条件があります。
履歴書と比べると”応募条件に当てはまらない”ことはよくあります。
せっかく自分が就きたい仕事を見つけたのに応募できない方は沢山います。
しかし、米軍基地で仕事をしたければ応募せずに条件が合うまで待ち続ける必要はありません。
❸ 自分が出来る仕事に応募する
米軍基地で働きたい場合はまずはどんな仕事でも働くことを優先してください。
職種や雇用形態に関係なく働いてみることが大切です。
働きながら、本来就きたい仕事とのギャップを少なくし、キャリアアップする努力をしてください。
再度募集があるタイミングで希望する職種に応募してください。
仕事をしながら待つことが重要です。
米軍基地という特殊な社会で仕事をすることが一番のキャリアアップになります。
米軍基地で仕事をした経験から
私も最初は必要な資格も無く、英語もあまり分かりませんでした。
どうしても米軍基地で働きたかったので、まずは自分が出来る仕事に応募しました。
米軍基地という特殊な環境の中で、自分のレベルに合った仕事をすることにより米軍基地内で職務経歴を積むことが出来ました。
日本とは違う文化の中で働かないと分からないこともたくさん知りました。
何回か米軍基地内で転職もしましたが、その際には米軍基地内での職務経歴がとても役立ちました。
米軍基地で働きたい方はまずはどんな仕事でもいいので、一旦米軍基地で働いて実績を作ることが重要です。
基地内で働くことのメリット
基地内で働き始めると、
- 外国人の友達が増える
- 基地内の施設が利用できる
- 米軍基地内のイベントに参加出来る
など働くこと以外にもメリットがあります。
日本にいながら海外に住んでいるような感覚になれることは、米軍基地で働く大きなメリットです。
仕事の面でもメリットが多いです。
仕事内容によっては英語のスキルアップはもちろん、米軍基地の外に出ない求人情報を知ることが出来ます。
ハードルの高い軍雇用員の話が回ってくることもあります。
これをきっかけに米軍基地内で転職する方も少なくありません。
私もそのうちの1人でした。
給与や福利厚生がアップするのは嬉しいですし、新しく外から採用するよりも採用率が高いです。
米軍側も新しく外から採用するより、既に働いている人を優先的に採用した方が複雑な手続きを簡略化でき効率的に採用ができます。
まとめ
米軍基地で働くにはいくつかの雇用形態があります。
意外と雇用形態と応募方法さえ知っていれば簡単に米軍基地で仕事をすることはできます。
米軍基地で働きたい方はまずどんな雇用形態でもいいので一旦米軍基地の仕事に就いてください。
米軍基地内で働いていると、新しい仕事や軍雇用員の募集などの情報が入りやすくなります。
日本社会とは違った特殊な環境で職務経歴を積むことが米軍基地で働く上では重要なポイントです。
日本の一般的な雇用形態とは違い、海外で仕事する感覚で仕事を始め、キャリアップしていくのが米軍基地で働く特徴です。
米軍基地での経験を生かして将来海外で仕事することも有り得るかもしれませんよ!
コメント
米軍基地内で働いていた方がその後キャリアアップして海外に転職したという記事を他で拝見しましたが、基地での職務経験は外資系などへの転職に有利なのでしょうか?
えみ 様
コメントいただきありがとうございます。
管理人です。
職種にもよると思いますが、私の周りにもキャリアアップして外資系の企業へキャリアアップされていった方がいらっしゃいます。
最初は英語もほとんど喋れなかった方が、基地内で徐々に英会話力とキャリアを積み重ねて外資系に就職されてそのままアメリカで仕事をしているというお友達もいます。
基地での経験が外資系企業への転職に有利かどうかはわかりませんが、日本の企業長いことで働いていた方よりは有利ではないのかと私は感じました。
ご参考までに。
コメント失礼します。米軍基地での仕事は、残業は多いですか?
Yui 様
コメントありがとうございます。
管理人です。
業種にもよりますが、私のまわりをみていると残業は日本企業に比べると少なく感じます。