炭酸飲料の0カロリーは太らない!?太らないけど健康を害する恐れも!

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0カロリーの炭酸飲料はコカ・コーラ ゼロやペプシなどたくさん販売されています。

0カロリーの炭酸飲料はいくら飲んでも太らないのでしょうか?

0カロリーだから太らないと思っていると意外な落とし穴があるかもしれません。

そこで今回は、炭酸飲料の0カロリーは太らないのかまとめてみました。

炭酸飲料は0カロリーなら太らない?

0カロリーの炭酸飲料のイラスト

カロリーだけで見ると0カロリーの炭酸飲料をたくさん飲んでも太りにくいです。

しかし、完全に”0カロリー”というわけではないので注意してください。

厚生労働省は100gあたり5キロカロリー未満であれば”0カロリー”と表示しても良いとしています。

商品の成分表示に「果糖」や「砂糖」や「ブドウ糖」などが記載されていればカロリーが”0”ではありません。

1リットル飲んでも最大で50キロカロリー程のカロリーがあります。

注意しないといけない事は”0カロリー”の炭酸飲料を飲んでいるからと安心して、高カロリーな食事を摂ることです。

あくまで”0カロリー”の炭酸飲料は太りにくいだけで、痩せるための薬や健康食品ではありません。

必要以上に食べてカロリーを取ってしまうと結局は太ります。

食事のバランスをきちんと考えることが大切です。

なぜ炭酸飲料を0カロリーにできるのか?

人工甘味料の実験をしているイラスト

甘い炭酸飲料を”0カロリー”に近づけることができる理由は人工甘味料です。

サッカリンやスクラロースなど少量で低カロリーなのに甘みを感じる人工甘味料を使い、甘い炭酸飲料で低カロリーを実現しています。

エリスリトールやトレハロースなどの人工甘味料はカロリーが全くないため、限りなく”0カロリー”に近い飲料を作ることができます。

国内で使用されている人工甘味料で使用頻度の多いものは、

  • アセスルファムカリウム(アセスルファムK)
  • アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)
  • エリスリトール
  • サッカリン
  • スクラロース
  • トレハロース

などが挙げられます。

他にもたくさんの人工甘味料が存在します。

0カロリー炭酸飲料の甘味料一覧

炭酸飲料4大メーカーの代表的な0カロリー商品の写真

国内の大手4メーカーの0カロリー炭酸飲料の甘味料を一覧にしました。

メーカー 商品名 甘味料
コカ・コーラ コカ・コーラ ゼロ アセスルファムK
スクラロース
コカ・コーラ コカ・コーラ プラス アスパルテーム
アセスルファムK
スクラロース
コカ・コーラ スプライト エクストラ アセスルファムK
スクラロース
コカ・コーラ カナダドライ ジンジャーエール プラス アセスルファムK
スクラロース
サントリー ペプシ Jコーラ ゼロ アスパルテーム
アセスルファムK
スクラロース
サントリー ペプシ スペシャル アセスルファムK
スクラロース
サントリー C.C.レモン リフレッシュゼロ アセスルファムK
アスパルテーム
スクラロース
サントリー デカビタC ゼロ アセスルファムK
スクラロース
アサヒ 三ツ矢サイダーゼロ ストロング アセスルファムK
スクラロース
アサヒ 三ツ矢サイダーW アセスルファムK
ステビア
キリン メッツ コーラ アスパルテーム
アセスルファム
スクラロース
キリン メッツ プラス レモンスカッシュ アセスルファムK
スクラロース
キリン 大人のキリンレモン アセスルファムK
スクラロース

多くの製品にアセスルファムKとスクラロースが入っていることがわかります。

アセスルファムK

アセスルファムKの化学記号

アセスルファムKはアセスルファムカリウムの略で砂糖の200倍の甘味があります。

甘味を感じるのが早く、後に引かない甘味が特徴です。

スクラロース

スクラロームの化学記号

スクラロースは砂糖の600倍の甘味がある人工甘味料です。

アセスルファムKとは逆で甘味を感じるのが遅く、後に引く甘さがあります。

そのため、炭酸飲料ではバランスを取るためアセスルファムKとスクラロースが併用されることが多いです。

炭酸飲料で使われる人工甘味料の注意点

0カロリーの炭酸飲料を飲む男の子のイラスト

カロリーだけを見ると人工甘味料は太りにくいですが、人工甘味料によっては危険性があります。

人工甘味料を取りすぎると尿炉結石や糖尿病のリスクが上がることが分かっています。

スクラロースには成長作用を阻害したり、毒になる可能性のある塩素を含んでいることが問題になりました。

自然界には存在しないため、人間が持つ消化酵素で分解できずにお腹がゆるくなることもあります。

人工甘味料を摂取すると砂糖と同じように血糖値が上がり、インスリンが出て体内に脂肪を蓄えやすくなり、結果的に太りやすい体質になる実験結果もありました。

人工甘味料を摂取しすぎなければ大丈夫?

炭酸飲料に含まれる量がごく微量であれば問題ないという報告もあります。

通常使われている人工甘味料は多くて1kgあたり0.5g程度です。

国連のWHOが定めている人工甘味料の1日摂取許容量は、体重50kgで約0.75gまでとされています。

1日に1.5リットルや2リットルと飲みすぎないように注意すれば問題ない量です。

しかし、人工甘味料についてはまだ研究している段階で、身体に蓄積されることで様々な影響を与える可能性があります。

1日1本の人工甘味料入りの炭酸飲料を飲むだけで死亡率が上がる実例も出ています。

自己責任で飲むか飲まないかを選択するようにしてください。

まとめ

炭酸飲料の0カロリーは太らないわけではありません。

100gあたり5キロカロリー未満であれば”0カロリー”と表示しているため完全に”0カロリー”ではありません。

”0カロリー”を実現するために使われる人工甘味料は様々な病気を引き起こす原因になることがあります。

現代の食生活において炭酸飲料以外でも人工甘味料は色々なところで使われています。

気にしすぎるとかえって精神的に良くないので、何事も過信せず、取りすぎに注意してほどほどに付き合っていくようにしてください。

また、炭酸飲料を気にするよりも飲みすぎや食べすぎに注意する方が太りにくいです。

バランスの良い食事を心がけ、健康的な食生活を心がけてくださいね。