この記事を読むのに必要な時間は約9分です。
サスペンダーをおしゃれな方が付けているのをよく見かけるようになりました。
フォーマルやビジネスだけではなく、普段着と合わせてカジュアルに着こなしている方も多いです。
いろいろな使い方ができるので1本欲しいなと思っても、付けようとすると意外と使い方がイメージしにくくないでしょうか?
特に、前側はよく見えますが、後ろの背中側はどうなっているのでしょうか?
そこで今回は、サスペンダーの後ろ側の正しい付け方をまとめました。
このページの目次
スペンダー付け方と後ろ側
サスペンダーはの後ろ側と前側は先に留めてから、ズボンを履いてください。
ズボンを履いた後に、肩にサスペンダーを通して、後ろ側の金具の位置などを調整してください。
X型の場合は金具が背中の中心の少し上に来るとスッキリします。
Y型の場合は背中の中心に来るのが理想的です。
鏡で見て、いまいち後ろ側の場所がしっくりしない時は、1回ズボンを脱いで調整すると簡単ですよ!
また、サスペンダーを付ける時はベルトはつけないのが基本です。
サスペンダーの後ろ側の形
サスペンダーには、後ろ側の形と留め具にいくつかの種類があります。
それぞれに特徴がありますので、使用する状況や好みに応じて選んでください。
最初は後ろ側の付け方はあまり難しく考えず、それぞれの種類に応じて付けてください。
初心者にとって、後ろ側の付け方はイメージしにくく、少し難しく感じてしまいます。
慣れると簡単に付けられるようになりますので、心配いりません。
サスペンダーの後ろ側の形
後ろ側の形は、
- X型
- Y型
- H型
- ホルスター型
- ボタン吊り型
の5種類が一般的です。
サスペンダーの後ろ側がX型
X型のサスペンダーは後ろで交差して、前で2ヶ所、後ろで2ヶ所を留めるタイプです。
左右対称になった安定した形で、ズボンの折り目の部分のラインがきれいに出ます。
背中側のクロスする部分の金具の位置は、体型などに応じて調整することができます。
金具が背中の中心から少し上下にずらして付けるのがポイントです。
あまりに上や、下にあるとバランスが悪く見えます。
X型と次に説明するY型が一般的なタイプのサスペンダーで、現在最も多く販売されています。
ビジネス・フォーマル・カジュアル・アウトドアなど、どんなシーンでも使うことができます。
サスペンダーの後ろ側がY型
Y型のサスペンダーは、前2ヶ所、後ろ1ヶ所で留めるタイプになっています。
背中で2本が1本になり、Y字のような形になります。
背中をすっきり見せることができるタイプです。
他の型に比べると、背中の留め具が1本なので簡単に着脱できるのが魅力です。
Y字のベルトが真ん中で1本になる部分が、背中の下の方に来ないように付けてください。
サスペンダーの後ろ側がH型
H型のサスペンダーはX型と同じで、前で2ヶ所、後ろで2ヶ所を留めるタイプです。
X型は金具で背中側ででクロスさせていますが、H型はクロスさせずに2本のベルトを寄せてHの型で固定します。
X型が変形したタイプになります。
Hの中心の部分が背中の中心に来るように付けるのが一般的です。
X型と違い、背中側で中心部分の位置を調整することができません。
留め具などで調整するようにしてください。
ホルスター型のサスペンダー
ショルダーホルスター型、サイド吊り型とも言います。
体のサイドの2ヶ所で留めるタイプのサスペンダーです。
後ろ側を気にすることなく使えます。
あまり一般的ではないですが、バンド全体が体を包み込むような構造になっているため、軽く感じます。
他のタイプに比べて、肩からずれ落ちにくいのがメリットです。
なで肩の肩にオススメです。
また、2ヶ所で留めるため、着脱が簡単にできるのも特徴です。
社交ダンスをする時に使っている方が多いです。
前面に金具が無いため、パートナーの衣装に引っかかる心配がないからです。
妊婦さんやストーマを使用されている方の体に負担をかけずに使うことができます。
あまり一般的ではない形なので、人と同じサスペンダーは嫌だという方にオススメのタイプです。
ボタン吊り型のサスペンダー
ボタン吊り型のサスペンダーは、前に2ヶ所、後ろを1ヶ所ボタンで吊るすタイプです。
見た目をとてもクラシックなスタイルに演出することができます。
後ろ側はY型のサスペンダーと似ていますが、留め具の形が金具ではなく紐とボタンになっています。
オシャレな方がビジネスシーンで使っているのを見かけたことがあります。
サスペンダーの後ろの留め具
ズボンを吊り下げるために大切なのが留め具です。
サスペンダーの留め具には、
- クリップ型
- ボタン型
- 兼用型
の3つのタイプがあります。
基本的にはクリップ型とボタン型のどちらかですが、留め具を付け替えれる兼用型も販売されています。
サスペンダーの留め具がクリップ型
クリップ型はウエスト部分に金属やプラスチックなどのクリップで留めるタイプのサスペンダーです。
一般的なサスペンダーで、一番多く見かけるタイプの留め具です。
プラスチック製のものよりも、金属製のクリップの方が壊れにくいのでオススメです。
サスペンダーの留め具がボタン型
ウエスト部分に革や布製のループをボタンに留めて使うタイプのサスペンダーです。
1ヶ所に2つのボタンを付けて使います。
Y型では前に4個、後ろに2個、X型やH型では前後に4つのボタンを付けます。
ズボンにボタンが付いている物もあれば、自分で付けなくてはいけないこともあります。
ボタンで留めているため、外れにくいのが特徴です。
サスペンダーの兼用型の留め具
兼用型の留め具はクリップ型とボタン型を付け替えれるようになっているタイプです。
紐の先にボタンなどで留め具を取り替えれるようになっています。
どちらの留め具にも対応できる万能型です。
サスペンダーを使ったファッションのポイント
サスペンダーをおしゃれに着こなすためのポイントは、「付ける位置」と「他のアイテムとの色合わせ」です。
ビジネス・フォーマル・カジュアル・アウトドアなど、どんなシーンで使う場合でもこの2つのポイントを抑えているとオシャレに見えます。
サスペンダーを付ける位置
サスペンダーを付ける時は、ズボンがきれいに見える位置に付けるようにしてください。
前側の留め具はズボンのタック部分に合わせて付けます。
後ろ側は、Y型は真ん中に、X型は真ん中から左右に3~5cm程ずらして留めてください。
サスペンダーをつけるとズボンの折り目のラインをクッキリと綺麗に見せることができます。
他のアイテムとの色合わせ
サスペンダーには、いろいろな「色」「柄」「太さ」があります。
フォーマルスーツがモノトーンであるように、サスペンダーもフォーマルでは白か黒が基本です。
それ以外では、ネクタイや靴、靴下、帽子などの小物と色味を合わせると全身をコーディネートしやすくなります。
おしゃれ上級者になると、わざと色を外して、アクセントにする方もいます。
サスペンダーを付けるメリット
サスペンダーは「流行のおしゃれ」というだけではありません。
歴史の古いサスペンダーが見直されてきたのには、いくつか理由があります。
- ズボンの折り目のラインがきれいに出て足が長く見える
- ビジネス・フォーマル・カジュアル・アウトドアなどいろんな場面で万能
- ウエスト部分の締め付けが無いため快適
- 開腹手術後やストーマ使用の方も安心して使える
などの理由です。
サスペンダーをする時はベルトを付けないので、締め付けが無いのが一番大きなメリットです。
イギリスのサスペンダーについて
サスペンダーはイギリスでは「ブレイシーズ」と呼ばれています。
アメリカではサスペンダーと呼ばれています。
日本ではどちらでも通じますが、紳士服店などでは「ブレイシーズ」という方が一般的です。
ちなみに、イギリスで「サスペンダー」はガーターベストを指す言葉です。
逆に、アメリカでは「ブレイシーズ」というと「歯の矯正器具」の意味になります。
サスペンダーは18世紀ごろから使われ始め、19世紀まではベルトではなく、サスペンダーしかありませんでした。
その頃の時代設定の映画などでは、よくサスペンダーを使っている人が登場します。
ベルトをズボンの留め具として使われるようになったのは、20世紀になってからとされています。
海外では日本よりもサスペンダーがファッショに浸透しています。
海外旅行に行った際に購入を検討している方は、両方の言い方を知っておくといいですね!
海外で買う時は、日本の物よりベルトが長いことも多いので、試着してから買うようにしてください。
まとめ
サスペンダーはズボンに後ろ側と前側を先に付けてから履くようにしてください。
後ろ側の位置を調整してから付けると楽です。
鏡などで確認して、金具の位置などのバランスを見て、あなたの体型に合うように使ってください。
慣れてしまうと意外と簡単に付けられます。
まずはぜひ試してみてください。
また、サスペンダーには後ろ側の形や、留め具の形が様々です。
「付ける位置」や「他のアイテムとの色合わせ」などを気にするとオシャレに着こなすことができます。
いろんな使い方をして、サスペンダーをオシャレに楽しみたいですね!
2枚目のサスペンダーの写真はAlwayzsinging25様に帰属しています。
5枚目のサスペンダーの写真はBrett L.様に帰属しています。
7枚目ノサスペンダーの写真はShonngregory様に帰属しています。