ホテルのタオルを持ち帰りたいけど大丈夫?アメニティやペンは?

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高級ホテルに泊まった時やオシャレなホテルのフェイスタオルはお持ち帰りしたくなりますよね。

フワフワで柔らかくて、家でも使いたくなる気持ちは大変よく分かります。

でも、ホテルのタオルを持ち帰りするのは犯罪です。

今回はホテルのタオルを持ち帰りたくなった時の参考にホテルの備品やマナーなどについてまとめました。

ホテルのタオルの持ち帰りはNG

ハンドタオルのイラスト

ホテルのタオルやシーツなどのリネン類は各部屋の「備品」です。

フェイスタオル・ハンドタオル・バスタオルなどの持ち帰りは基本的にはできません

国内でも海外のホテルでも同じです。

温泉や大浴場などのタオルは持ち帰りOK?

ホテルの大浴場のイラスト

日本の温泉地では大浴場のあるホテルや旅館がたくさんあります。

部屋には洗面所などに備えられている厚手のフェイスタオルやハンドタオルとは別に、袋に入った薄手のタオルが置いてあることもあります。

袋に入った薄手のタオルは「消耗品」扱いなので持ち帰りできます。

袋に英語と日本語で、「お持ち帰り頂けます」と表記されていることが多いです。

欧米人にとってタオルは「備品」が当たり前で、持ち帰ることが非常識と考えられているので配慮されて表記されています。

分からない時はフロントで確認!

フロントのイラスト

厚手のフェイスタオルやハンドタオルのサービスがなく、「消耗品」の薄手のタオルしか置いていないホテルもあります。

「消耗品」扱いでなので持ち帰りできます。

また、ホテルや旅館のフロントでは「消耗品」扱いの薄手のタオルを安価で販売していることもあります。

「売ってる物を持ち帰っても大丈夫かな?」と思った時は、気軽にホテルや旅館のフロントに確認するのが一番です。

アメニティの持ち帰りは大丈夫?

アメニティのイラスト

各部屋の洗面所にあるアメニティは、基本的に消耗品なので持ち替えりはOKです。

基本的に使いきるために個別に包装されているものは持ち帰っても大丈夫です。

  • カミソリ
  • ヘアブラシ
  • シャワーキャップ
  • ヘアネット
  • ヘッドバンド
  • ヘアゴム
  • ボディスポンジ
  • ウォッシュボール
  • コットンセット
  • ヘアクリップ、
  • 綿棒
  • 固形石鹸
  • 使いきりシャンプーやリンス
    (ミニボトルやパウチに入っているもの)
  • 使いきりの化粧品
  • 入浴剤

などが置いてあることがあります。

アメニティグッズを持ち帰りできるかどうかのポイントは「使いきり個別包装かどうか」です。

大きめのポンプ式の容器に入ったボデイソープやシャンプーなどは「備品」として設置してあります。

持ち帰りすることはできません。

文房具や無料の飲食物も持ち帰りOK!

メモ帳と鉛筆のイラスト

ホテルや旅館の各部屋に置いてある、

  • メモ帳
  • 封筒
  • 便箋
  • 絵葉書
  • ボールペンなどの文具類
  • お迎え菓子
  • お茶/紅茶パック
  • 個装インスタントコーヒー
  • クリーム
  • 砂糖

なども基本的には持ち帰りOKです。

ペットボトルに入った飲料水が置いてあることもあります。

また部屋の冷蔵庫にあるビールや小瓶のウィスキー、ジュース、おつまみ、お菓子などは持ち帰り可能ですが「無償」と表示のない限りチェックアウト時に精算しなくてはいけません。

備え付けの飲食物はどれが無料でどれが有料なのかわかりにくい場合が多いので、気になる場合はフロントに問合せてください。

持ち帰りNGのものを持ち帰った場合どうなるの?

請求書のイラスト

タオルや小さな備品を持ち帰った場合、請求が来ることはほとんどありません。

一般的なホテルではタオルやシーツはリネン会社と契約しています。

紛失や消耗する分も含めて契約しているためホテルにとってすぐには損害になりません

しかし、紛失している枚数が多いと次回の契約時に値段が上がります。

コップやハンガーなどの小物を持ち帰ってしまった場合も請求されることは少ないですが、ホテルによっては後から請求がくるケースもあります。

客室にあるテレビや電気ケトルなどは返却するようにホテルから連絡があり返却を求められます。

よく使うホテルなどで繰り返しタオルを持ち帰っていると、宿泊拒否されることもあります。

ホテルや旅館でのマナー

高級ホテルのイラスト

ホテルのタオルを無断で持ち帰ることは当然マナー違反です。

その他にもホテルや旅館でのマナーがいくつかあります。

客室以外で浴衣やスリッパ動き回るのはNG

浴衣で歩く女性のイラスト

基本的にエレベーターや食堂・レストランなどのパブリックスペースへ浴衣やスリッパで出ることはNGです。

温泉旅館などでは浴衣やスリッパで客室外へ出てもOKと記載があるところもあります。

部屋にある宿泊ガイドなどで確認してください。

記載のないホテルなどではマナー違反になります。

子供と一緒にホテルに宿泊する時は低層階を予約する

家族旅行のイラスト

お子様と一緒にビジネスホテルや高級ホテルに泊まる時は、低層階を予約するのがマナーです。

子供が客室で走り回ったり、ベッドで飛び跳ねたりすると隣の部屋や下の階に音が響きます

ホテルを予約する際に子供連れという事を伝えると低層階になっていることもあります。

お子様と一緒に高層階に宿泊する時は他のお客さんの迷惑にならないように注意してください。

ホテルや旅館を予約する時は事前調査も大切!

旅館のイラスト

ホテルや旅館を予約する時は安い値段で、できるだけ良いサービスだと嬉しいですよね。

最近ではインターネットで宿泊予約ができるサイトもたくさんあります。

口コミ情報を閲覧できたり、特別な割引で泊まれることもあります。

そんな時に事前に確認しておくと良いポイントがいくつかあります。

  • 無料朝食や朝食
  • 大浴場
  • コンビニの併設や近隣のコンビニ
  • 館内の電子レンジの設置
  • 無料Wi-Fiやインターネットサービス
  • コピーやファックスサービス
  • 自販機
  • コインランドリー

などはホテルほサイトや宿泊予約サイトで事前に確認できます。

高級ホテルには客室にミニバーがあっても目立たない所に自販機やランドリーの設置してあることもあります。

大人数で宿泊する時に便利なのは「コネクティングルーム」です。

隣り合った2つの部屋をつなげることができるサービスです。

予約前に確認しておくととても便利なので、大人数でホテルや旅館に宿泊する時は予約する前に確認してみてください。

同じホテルや旅館で値段が違う理由

ホテルのサービススタッフのイラスト

ホテルの部屋のグレードによって値段が違うのは分かります。

同じグレードなのに値段が違うこともありますよね。

旧館・新館などで宿泊料やサービスに差があることがあります。

アネックス(別館や離れ)に部屋がある事で値段が安く設定されていることも多いです。

また、客室の窓の方向で景色が全く違うために値段が違うこともあります。

予約する時は海側の部屋や山側の部屋なども事前に窓からの景色を調べることも大切です。

まとめ

ホテルや旅館のタオルを持ち帰りするのは基本的にNGです。

部屋の備品扱いになっている物を持って帰るのは窃盗罪になります。

後から請求が来たり、宿泊の際に支払ったクレジットカード等から引き落としされることもあります

袋に入った薄手のタオルや個包装されているアメニティグッズなどは持ち帰りOKです。

ボールペンやメモ帳などは部屋の消耗品として用意されているから大丈夫です。

持ち帰りがOKな物と持ち帰りがNGな物を理解して、ホテルや旅館はマナーを守って利用してください。

また、ホテルや旅館を予約する時は事前にホテルのサービスや料金の違いなどを調べておくと快適に利用することができますよ!