年越しそばに緑のたぬきやどん兵衛を食べている人はいるのか?

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年末になるとテレビで緑のたぬきどん兵衛のCMをよく見かけます。

緑のたぬきやどん兵衛もそばです。

しかし、本当にカップ麺を年越しそばにしている人はいるのでしょうか?

そこで今回は、SNSなどで緑のたぬきやどん兵衛を年越しそばに食べている人はいるのかまとめました。

年越しそばに緑のたぬきやどん兵衛を食べている人はいるのか!?

facebook上でのハッシュタグ付きの投稿

具体的な調査データではありませんが各種SNSを調べてみました。

Twitter・facebook・Instagramの投稿で、ハッシュタグを元に調査しています。

Twitter

facebook

Instagram

などのハッシュタグがたくさん見つかりました。

年越しそばに緑のたぬきやどん兵衛を食べていることがよく分かる投稿がたくさんあります。

年越しそばに緑のたぬきやどん兵衛を食べている人はどんな人?

カップ麺のイラスト

SNSの投稿を見ていると、皆さん色々な大晦日を迎えていることがよく分かります。

  • 大晦日が仕事の夜勤で休憩の間にカップ麺で年越しをしたという方
  • 大勢の友達とワイワイとにぎやかに年越しをしている学生の方
  • 単身赴任先で家族と離れカップ麺で年越ししているお父さん
  • 紅白歌合戦を見ながらのんびり年越ししている方
  • お正月の準備を終えてほっと一息ついてカップ麺で大晦日を過ごす方

最近では仕事の形態や家族のあり方も多様化しています。

それにともない、昔ながらの年越しそばにこだわらない方も増えているようです。

SNSを見ていると年越しそばだけではなく、うどんやラーメンなどの他の麺類を食べている方もいらっしゃいました。

Twitter・facebook・Instagramを利用しているある程度年齢の若いITリテラシーがそれなりにある方に限ってのことです。

恐らくSNSには投稿もせずに年越しそばとしてみどりのたぬきやどん兵衛を食べている方も相当数いると思われます。

お年を召した方の中には緑のたぬきやどん兵衛で年越しそばとして食べることに抵抗がある方も多いようです。

緑のたぬきやどん兵衛を年越しそばにするメリット

年越しそばに一般的なそばではなく、緑のたぬきやどん兵衛などのカップ麺を食べる方はなぜカップ麺を選ぶのでしょうか?

カップ麺で年越しそばを済ませるメリットは4つあります。

簡単に調理できる

電気ポットのイラスト

何と言っても簡単なのが最大のメリットではないでしょうか?

年末は何かと忙しいですよね!

大晦日の年越しくらいゆっくりとしたいという方も多いです。

お湯を注いで調味料を入れるだけで食べることのできるカップ麺は重宝します。

そばの麺はゆで麺・生麺、乾麺など様々です。

出汁も作るか、市販のものを買わなければいけません。

いずれにせよ、カップ麺に比べるとそばの準備に時間がかかってしまいます。

また、年越しそばは、家族全員そろって食べたり、友達と集まって食べることも多いです。

たくさんのそばを事前に準備したり、用意するのは大変です。

賞味期限が長い

年越しそばのイラスト

調理時間が短く済むのはゆで麺と市販の出汁でも短いく済みますが、ゆで麺は賞味期限がとても短いです。

大晦日の人が多くて忙しい時期に買い物に出るのも大変ですよね。

カップ麺は賞味期限で製造から6ヶ月、消費期限は製造から8~9ヶ月が一般的です。

賞味期限の長いカップ麺なら、時間に余裕のあるときに買い溜めしておけて便利です。

手に入れやすい

コンビニのイラスト

最近はそば屋さんも少なくなっています。

昔は年越しに出前をやっているおそば屋さんもありましたが住んでいる地域によってはそば屋さん自体が近くにないこともあります。

カップ麺ならスーパーやコンビニでも手軽に購入することができます。

アレンジ次第で個性的に

天ぷらのイラスト

緑のたぬきやどん兵衛には天ぷらやかまぼこが最初から入っています。

地域によってはわかめが入っているところもあります。

お湯を入れるだけでもおいしく食べられますが、好きな薬味や具を加えることで好みの年越しそばにすることもできます。

カップ麺を年越しそばにする時のポイント

器に入れたカップ麺のイラスト

メリットの多いカップ麺での年越しそばですが、反対意見が多いのも確かです。

特にお年を召した方は、昔ながらのそばにこだわりがあります。

歴史ある日本の風習で、縁起をかつぐものですから気持ちは理解できます。

しかし、仕事や時間の関係でどうしてもそばが用意できないこともあります。

そんなときのために、カップ麺を年越しそばにするときのポイントをまとめました。

  • カップのままのではなく麺皿などの和食器に移し替える
  • カップ麺は出汁が濃いため、お湯の量を増やしたりだしの素などを加えて味を調整する。
  • 最初から入っている具は使わずにネギ・かまぼこ・卵・もち・わかめ・とろろ昆布・しょうがなどの薬味や具を加えてアレンジをする。

など少し手間を加えると抵抗なく年越しそばとして食べることができますよ。

忙しすぎて食べれない方や、年越しそばを食べない方もいらっしゃいます。

忙しい年末に年越しそばをカップ麺で済ますだけでも風情があり、日本人らしいと思います。

緑のたぬきとどん兵衛

緑のたぬきとどん兵衛の写真

「緑のたぬき」は東洋水産が「マルちゃん」ブランドで製造販売している和風カップ麺です。

正式な名称は「マルちゃん緑のたぬき天そば」と言います。

東洋水産を代表するそばのカップ麺です。

1980年(昭和55年)8月に発売が開始されました。

地域によるつゆの好みに合わせて、東日本向け、西日本向け、関西向け、北海道向けの4種類があります。

タレントの武田鉄矢さんが出演するCMがとても有名です。

一方のどん兵衛は、日清食品グループが製造販売している和風即席カップ麺です。

正式な商品名は「日清のどん兵衛」と言います。

うどん・そばなどたくさんの種類がありますが、「どん兵衛」はその総称です。

1976年(昭和51年)8月、当時大ヒットしていた東洋水産の世界初のカップうどんに対抗する商品として発売されました。

だしや油揚げの味付けは、各地の好みに対応して、東海地区を境にして、東日本向け、西日本向け、北海道限定が販売されています。

緑のたぬきとどん兵衛の違い

緑のたぬきとどん兵衛の違いは、天ぷらにあります。

麺は、どん兵衛がストレート麺緑のたぬきはややウェーブがかった麺を採用しています。

どん兵衛の方がややコシがあるのが特徴です。

緑のたぬきのウェーブがかった麺は、だしによく絡むようになっています。

天ぷらにも違いがあり、どん兵衛の天ぷらはあとのせ方式です。

お湯を注ぐ時に天ぷらは入れません。

食べる直前に乗せてサクサクした食感を楽しんでください。

CMでも後乗せサクサクを売りにしています。

緑のたぬきはお湯を注ぐときに天ぷらを入れて作ります。

小エビの香ばしい香りが特徴です。

だしに天ぷらの風味がとけ込み、天ぷらもだしをしっかり含んでふんわりとやさしい食感になります。

地域によってもだしに違いがあり、それぞれの好みに合わせてネット通販などで取り寄せて食べることもできます。

大晦日に家族や友達と食べ比べをするのも楽しいかもしれません。

緑のたぬきやどん兵衛以外で 年越しそばの代わりになるものは?

年越しうどんのイラスト

緑のたぬきやどん兵衛等のカップ麺でも年越しそばの代わりになります。

讃岐うどんが有名な香川県では、年越しそばの代わりに年越しうどんを食べることがあります。

年が明けてから食べる「年明けうどん」もあります。

そばに比べ、うどんの麺が太いことから「今年も太くしっかりと」という意味合いが込められています。

「そばは苦手」「アレルギーがあって食べられない」「縁起物だし何か麺類を食べたい」という方はうどんがおすすめです。

また、大晦日に大勢の方が集まる場合ではそばではなく、焼き肉・すき焼き・水炊き・手巻き寿司などみんなで楽しめるメニューにする方も多いようです。

「笑う門には福来る」と言いますので、みんなで和気あいあいと楽しみながら食べるのもいいですね。

アメリカでは、黒豆とベーコンのご飯を食べて福を招くそうです。

海外の風習にあやかってみるのもおもしろいかも知れません。

年越しそばとは

年越しそばのイラスト

年越しそばは大晦日(12月31日)に食べるそばのことです。

江戸時代には定着したと言われる歳末の日本の風習です。

年越しそばの由来についてはいくつか説があります。

  • そばが他の麺類よりも切れやすいことから「一年の災厄を断ち切る」という意味だとする説
  • そばは細く長いことから「延命や長寿を願った」という説
  • 植物のそばが雨や風に叩かれてもその後の晴天で日光を浴びると元気になることから「健康の縁起をかつぐ」という説
  • 「家族の縁が長く続くように」という意味とする説
  • そばが「五臓の毒を取る」と信じられていたことに由来しているという説
  • 金銀細工師が金粉銀粉を集めるときにそば粉の団子を使用したことから「金を集める縁起物」であるとする説

いずれの説にせよ、縁起をかついで一年間の災厄を断ち切り、長寿や健康、家内安全などを願う風習であるのは確かです。

薬味のネギについても「労ぐ(ねぐ)」と神職の「祢宜(禰宜とも書く・ねぎ)」の言葉にかけた語呂合わせであると言われています。

2017年の大晦日に年越しそばを食べた方は57.6%で、日本人の半数以上が食べているようです。

日本の文化として深く定着していることがよく分かります。

地域によっては呼び方が違い、「大晦日そば」「晦日そば」「大年そば」「つごもりそば」「年取りそば」「年切りそば」「福そば」「思案そば」などたくさんの呼び名で親しまれています。

まとめ

年越しそばに緑のたぬきやどん兵衛を食べている人は結構多いのに驚きました。

Twitter・facebook・InstagramなどのSNSで、年越しそばに関するハッシュタグを調べて調査してみました。

SNSを利用していない世代のお年を召した方は、昔ながらの年越しそばにこだわる方も多いです。

カップ麺を年越しそばに利用することは、調理が簡単で賞味期限が長く手に入れやすいなど、忙しい年末にはありがたいメリットがたくさんあります。

アレンジ次第でカップ麺もお好みに作り変えることができます。

カップ麺を年越しそばにするときのポイントは3つです。

  • カップのままのではなく麺皿などの和食器に移し替える
  • カップ麺は出汁が濃いため、お湯の量を増やしたりだしの素などを加えて味を調整する。
  • 最初から入っている具は使わずにネギ・かまぼこ・卵・もち・わかめ・とろろ昆布・しょうがなどの薬味や具を加えてアレンジをする。

ポイントを押さえれば、あまり抵抗なく年越しそばとしてカップ麺を頂けます

大晦日まで仕事をしている方や単身赴任などで1人で年越しされる方もいます。

それぞれのライフスタイルや好みに合わせて、カップ麺も年越しそばとして食べるのも縁起を担ぐ日本人らしい行動だと思います。

来年がいい一年になりますよう、いい年越しをしてくださいね。