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大阪府堺市の大仙公園にある堺市博物館の駐車場は大仙公園仁徳御陵駐車場が便利です。
堺市博物館は堺市にある古墳を中心に様々な展示がしてあります。
特別展示・コンサート・ナイトミュージアムなども人気です。
また、VRによる仁徳天皇陵を上空から眺める疑似体験ツアーが楽しめます。
そこで、今回は堺市博物館の駐車場からアクセス方法などをまとめました。
このページの目次
堺市博物館の駐車場
堺市博物館は大仙公園の東側に位置しています。
最寄りの駐車場は「大仙公園仁徳御陵駐車場」です。
駐車場の入り口からすぐの場所に停めると歩く距離が短くて済みます。
駐車場の入り口から堺市博物館までは約300mで徒歩3分~5分ぐらいで行くことができます。
駐車場から歩いていると右手に「仁徳天皇陵」と「孫太夫山古墳」を見ることができます。
大仙公園仁徳御陵駐車場
住所:大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町(もずせきうんちょう)2丁151番です。
電話番号:072-241-1740
堺市博物館の駐車場料金
大仙公園仁徳御陵駐車場の駐車料金は2時間200円です。
それ以降は1時間ごとに100円加算され、6時間以上は600円となります。
駐車場の営業時間は午前8時から午後8時までです。
普通車105台と大型バス18台分の駐車スペースがあり、そのうち身体障害者用の駐車場が3台となっています。
駐車台数がそれ程多くないため、満車になることもよくあります。
堺市博物館までのアクセス方法
お車で大阪市内方面または、和歌山方面から来られる場合は阪神高速が便利です。
阪神高速15号堺線の「堺出口」か4号湾岸線の「大浜出口」が最寄りのインターになります。
阪神高速15号堺線「堺出口」からのアクセス方法
堺市博物館までは阪神高速15号堺線の「堺出口」から約3キロ10分で到着します。
「堺出口」を降り直進し、高架下の国道26号線を約1キロ走ると”大仙西町2丁交差点”があります。
”大仙西町2丁交差点”を左に約1.5キロ直進すると左側に大仙公園仁徳御陵駐車場があります。
阪神高速4号線湾岸線「大浜出口」からのアクセス方法
阪神高速湾岸線4号湾岸線の「大浜出口」から約5キロ15分程で到着します。
「大浜出口」を降りて直進して2.3キロ程中央環状線を走ります。
高架下の交差点”堺区安井町交差点”を右に曲がり国道26号線を約1キロ直進してください。
”大仙西町2丁交差点”を左に約1.5キロ直進すると左側に大仙公園仁徳御陵駐車場があります。
堺市博物館への電車でのアクセス方法
堺市博物館の最寄り駅はJR阪和線の「百舌鳥駅」です。
百舌鳥駅から約500m徒歩7分で到着します。
各駅停車しか止まらないため、手前の「三国ヶ丘駅」か「堺市駅」で乗り換えるようにしてください。
百舌鳥古墳群と堺の歴史を学べる「堺市博物館」
日本で1番大きい古墳の「仁徳天皇陵」と3番目に大きい「履中天皇陵」の間にあるのが大仙公園です。
大仙公園の中にある堺市博物館は「百舌鳥古墳群」と「自由都市・堺」をテーマに堺の歴史・美術・考古・民俗に関する資料を集め研究・保存・発表・展示をしています。
「百舌鳥・古市古墳群」は2017年7月に大阪で初めてユネスコ世界遺産推薦候補に選ばれました。
巨大古墳・中世自由都市・日明貿易・南蛮文化などについては、日本で指折りの資料収集が行われています。
堺市博物館の入館時間と入館料
堺市博物館は午前9時30分から午後4時15分まで入館できます。
会館時間は午後5時15分までです。
月曜日と年末年始は休館になっているので注意してください。
車で行く場合は駐車場が混雑しない9時前後を目安に行くとスムーズに車を停めることができます。
入館料は、
大人 | 200円 |
---|---|
大学生 | 100円 |
高校生 | 100円 |
中学生 | 50円 |
小学生 | 50円 |
です。
また、堺市在住の小・中学生と65歳以上は無料で入館することができます。
住所や年齢が分かる物を提示できるようにしてください。
特別展示が行われている時は入館料が変更されることがあります。
堺市博物館
住所:大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内
電話:072-245-6201
WEBサイト:http://www.city.sakai.lg.jp/kanko/hakubutsukan/
大仙公園内の他の施設
大仙公園内には堺市博物館以外にもいくつか他の観光スポットがあります。
- 仁徳天皇陵古墳
- 履中天皇陵
- 自転車博物館
- 大仙公園日本庭園
- 堺市茶室
など他の施設も観光することができます。
堺市の歴史
古代4世紀の古墳時代に「仁徳天皇陵」の建設に必要な鉄器製造の職人が堺に集められました。
「仁徳天皇陵古墳」は大仙古墳とも呼ばれ、エジプト「クフ王ピラミッド」や中国「始皇帝陵」と並ぶ世界三大墳墓(ふんぼ)の1つです。
堺市博物館の展示室の正面には仁徳天皇陵内で発見された、長さ2.7m✕幅1.4m✕高さ1.6mの「長持型石棺(ながもちがたせっかん)」の複製が展示されています。
百舌鳥古墳群から出土した人物や馬形の埴輪、石室石棺図や甲冑図なども数多く展示されていて、「仁徳陵古墳」の模型が横80cm✕120cmで復元され全体像を掴むこともできます。
入口のシアター(無料)では、「仁徳天皇陵古墳」の上空からの映像などを200インチの大型スクリーンにCGを駆使した映像が映し出され、百舌鳥古墳群の雄大さを体験できます。
「仁徳天皇陵」の外周は歩くことができますが、古墳内には入れません。
堺市博物館では追加料金800円でVRツアーを開催しており、古墳を上から見た映像や内部に入ったような感覚を疑似体験することができます。
堺市博物館のVR
堺市博物館の特設コーナーにあるVR体験コーナー「仁徳天皇陵古墳ツアー」は毎日開催されています。
1日12回10時から16時半まで30分刻みで行われており、7歳以上の方が定員20名まで参加することができます。
別途料金が800円かかりますが、360度の映像をVRで体験することができます。
約1600年前の古墳時代の人々の視点で体感することができます。
中世の堺の歴史
15~16世紀頃堺は「堺はベニスのような、日本でもっとも富める港」とポルトガル人のキリスト教宣教師ヴィレラが絶賛していた程栄えていました。
ポルトガル人の地図製作者テイセラの「日本図」に”SACAY”と記されており、貿易都市として栄えたことが伺えます。
お茶の世界では神的存在で”天下一の茶の湯者”と称された「千利休(せんのりきゅう)」や織田信長の天下統一を支えた豪商の「今井宗久(いまいそうきゅう)」ルソン貿易商として有名な「納屋助左衛門(なやすけざえもん)」は堺の生まれです。
政治力・経済力を持った会合衆(えごうしゅう)が自治都市として堺を形成していました。
堺市博物館にある堺の中心部を1/20で再現した「堺町並み模型」はその頃の堺が豊かな文化の発信地であった様子を伝えています。
他にも堺鉄砲(火縄銃)・銃身製作工程資料(復元)・南蛮船模型など中世の頃の堺の資料も多くの展示されています。
近代の堺の歴史
19~20世紀頃は堺の文化が熟した時代です。
ものの始まりみな堺、三味や小唄もみな堺、と「新堺音頭」の一節にもあります。
当時の堺は貿易・商業都市として栄え、技術と文化の発信地でした。
堺で生まれて、現代にも存在する主なものは、
- 自転車
- 自転車部品
- 包丁
- 線香
- 私鉄(阪堺鉄道)
- 木造洋式灯台
- 瓶詰めのお酒
- 学生相撲
- 三味線
- 金魚
- 堺段通(織物)
- 水練学校
- 傘
- 商業定期航空便
- スコップ・シャベル
などがあります。
当時の堺は時代の最先端を走っていたことが伺えます。
まとめ
堺市博物館へ行く際は大仙公園仁徳御陵駐車場が便利です。
駐車場から徒歩約3分で堺市博物館へ到着します。
車で行く場合は阪神高速15号堺線の「堺出口」か4号湾岸線の「大浜出口」から約10~15分で駐車場に着きます。
電車の場合はJR阪和線の「百舌鳥駅」から約500m徒歩7分程度です。
堺市博物館は主に堺にある古墳を中心に堺の発展に関して展示してあります。
古墳内部を疑似体験できるVRをは別途800円かかりますが、大変おもしろい体験ができますよ!
ぜひ、堺市博物館に行く際は体験してください。