この記事を読むのに必要な時間は約5分です。
溝に落ちたりしないようにハマっている溝の蓋。
正式な名前は何て言うのかご存知ですか?
あの蓋の名前はグレーチングや溝蓋(みぞぶた・どぶぶた)と呼ばれています。
今回はグレーチングや溝蓋についてまとめました。
このページの目次
溝の蓋の名前
溝に人や車が落ちないようにハマっている蓋の名前は形状によってい違います。
一般的に鉄格子状になっている物はグレーチングと呼ばれています。
ご自宅や車庫の前が溝の場合に良く使われます。
板状になっている物は一般的に溝蓋(みぞぶた・どぶぶた)と呼ばれています。
グレーチングも溝蓋の1つになります。
グレーチングについて
グレーチングは金属素材を格子状に組んだ溝蓋の1つです。
英語でgratingと書き”格子”という意味があります。
様々な幅、耐荷重の商品があります。
デザイン的な要素や耐荷重が重たくなるにつれて網目が細かくなっていることが多いです。
工場や飲食店の厨房などでも使われることがあります。
主に亜鉛メッキを施した鉄で造られていて、錆びにくいのが特徴です。
最近ではプラスチックや合成ゴム製の商品も販売されています。
溝蓋について
溝蓋は”みぞぶた”または”どぶぶた”と読みます。
溝に蓋をする目的の商品は全て溝蓋です。
一般的には格子状の物をグレーチング、板状の物を溝蓋と区別しています。
交通量の多い道路の溝などにはコンクリート製の物が使われていることが多いです。
他にも鉄製やプラスチック製の物も販売されています。
グレーチングと溝蓋の違い
グレーチングは水はけがよく、溝に溜まるゴミなど中が見えるのがメリットです。
溝蓋はハイヒールやベビーカーが挟まりにくいことがメリットです。
最近ではグレーチングの両サイド以外が板状になっている商品や、網目を細かくして物が挟まりにくくなっている商品もあります。
また、グレーチングや金属製の溝蓋はタイヤの摩擦係数が低くスリップしやすいです。
運転される方はお気をつけください。
グレーチンングや溝蓋を販売しているお店
グレーチングや溝蓋は大型のホームセンターで販売されています。
お家を建てる際は、工務店や住宅販売会社が引き渡し前にハメてくれることも多いです。
外構工事屋さんなどでも取り扱っています。
溝蓋を探している方は近くのホームセンターに行って下さい。
値段はサイズによって違いますが、一般的な物だと1枚4,000円~10,000円程度で購入することができます。
外構工事屋さんや工務店さんの方が値段が高くることが多いです。
最近ではインターネット通販で購入することもできますが、重たいので送料が高くなります。
グレーチングや溝蓋を購入する時の注意点
グレーチングや溝蓋を購入する際に気をつけておきたいのは、
- 幅
- 長さ
- 耐荷重
の3点です。
グレーチングや溝蓋の幅
グレーチングや溝蓋は溝に使われるコンクリートブロックのU字溝の幅に合わせて造られています。
U字溝は10cm~60cmまで様々なサイズがあります。
そのため、グレーチングや溝蓋も様々なサイズが販売されています。
購入する時はハメる予定の溝の幅を測ってから購入してください。
グレーチングや溝蓋の長さ
グレーチングや溝蓋をハメる溝の距離を測って先に何枚必要か計算しておいてください。
ホームセンターでは一般的に1m弱(一般的に995mm)の物が販売されています。
品揃えの多いホームセンターでは60cmの物も販売されています。
溝蓋はコンクリート製の物は主に50cm~60cm、金属製の物は60cmや1mで販売されています。
コンクリート製の物はあまりホームセンターでは販売されていません。
グレーチングや溝蓋の耐荷重
グレーチングや溝蓋には耐荷重があります。
家庭用でしたらトラックなどが上を通ることが少ないため、「乗用車用」や耐荷重1トン~2トン程度の物で大丈夫です。
トラックが出入りすることが多い溝にハメる場合は「トラック用」や「大型トラック用」の4トン~10トン程度の物を選んでください。
まとめ
溝の蓋の名前はグレーチングや溝蓋(みぞぶた・どぶぶた)と言います。
一般的に格子状で金属製の物をグレーチング、板状の物を溝蓋と呼びます。
グレーチングには水はけが良く、中が見えるメリットがあり、溝蓋には物が挟まりにくいメリットがあります。
グレーチングや溝蓋は一般的には大型のホームセンターで販売されています。
溝蓋を購入する時は、幅と長さと耐荷重を確認してください。
以前、トラックがグレーチングを跳ね上げて燃料タンクに刺さった事故を目撃しました。
燃料が溝に漏れ大変な騒ぎになったこともあります。
購入する際は使用場所など目的に合う物を購入してください。